「悪夢の美容室」ガザの美容室 shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
悪夢の美容室
クリックして本文を読む
良い映画だ。マッチョな戦争映画ではなく、女たちの戦争映画であり、反戦映画である。日常が戦争であり、その中で生活し、制約だらけのおしゃれを楽しむ市井の女たち。例え生活の場が戦場であっても、結婚し、子供を産み、はたまた離婚調停中であり、DVもあり、ダメ男との腐れ縁もあり、それぞれの人物の背景が丁寧に描かれていて、興味深くて面白い。銃後の守りのはずの女性たちが否応無く巻き込まれるのが戦争である。戦争なんて何も良いことはない。戦争はこの地球上から永遠に失くすべき人類の最重要課題でもある。
コメントする