「漁師が発見した海岸で打ち上げられた瀕死の男。頭部に銃弾が打ち込まれ...」ヘッド・ショット よねさんの映画レビュー(感想・評価)
漁師が発見した海岸で打ち上げられた瀕死の男。頭部に銃弾が打ち込まれ...
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漁師が発見した海岸で打ち上げられた瀕死の男。頭部に銃弾が打ち込まれ意識不明だった身元不明のその男にイシュマエルと名付けて付きっきりで看護した医師アイリンの前で意識を取り戻した彼は以前の記憶を全て失っていた。同じ頃、瀕死の男が病院に運び込まれたことを知った犯罪組織のボス、リーはそれが誰かを確かめる為チンピラを病院に送り込む。アイリンに執拗に絡むチンピラを見かねたイシュマエルは彼女を助けようとするが瓶で頭を殴られた瞬間にとっさにチンピラを退治、自分が堅気の人間ではなく誰かに命を狙われていることを知る。
インドネシアのアクションスター、イコ・ウワイス主演最新作ですが意外にこぢんまりとした作品。しかしながらバイオレンス描写は容赦なく、狭い廊下で警官隊と囚人達が至近距離からマシンガンで撃ち合うシーンやジャカルタ行きのバスに乗るアイリンを拉致するためにバスの乗客を全員マシンガンで蜂の巣にするシーン等凄惨極まりなし。それでいてイシュマエルとアイリンの純愛描写はこちらが恥ずかしくなるくらいロマンチックな昭和の東映調で、血生臭くも美しい小品でした。
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