「闘病生活とお金について考えさせられた。」ギフト 僕がきみに残せるもの ハクタカさんの映画レビュー(感想・評価)
闘病生活とお金について考えさせられた。
重く苦しい気持ちを引きずっています。
突然の事故死などと比べて、余命がわかるということは、余生を計算しながら整えることができて、(とっても不謹慎ですが)ある部分ではいい方なのではないかと考えていたところがありました。
しかし、全然そうではないことがわかりました。
恐怖を抱えて生き続けなければならないんですね。
そこは、私の想像をはるかに超えた部分でした。
付きっ切りで介護する奥様が、画面の中でどんどん疲弊していく。
旦那様の容態が、みるみる悪くなっていく。
子どもの成長とは対照的に、明暗がくっきり分かれていました。
どうかその濃度が、これから少しでも薄まっていきますようにと願いました。
医療技術がすごい。
しかし、お金がない罹患者の場合はどうなるのだろうという疑問をずっと抱きながら、映画を見ていました。
きっとこの家族は、まだ随分いい方に違いない。
もっともっと弱い立場の人たちが救われるには?
それにはやはり、こうやって映画等で発信して、広くたくさんの人たちに知ってもらうことが第一歩だと思いました。
アイスバケツチャレンジが、はるか遠い記憶になってしまっていました。
ああいうのはブームで終わってはいけない。
もう一度、闘病生活をしている家族を支えられるように、一人でも多くの方に、この映画を見て欲しいと思いました。
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