劇場公開日 2017年4月8日

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「ぼくと魔法の言葉たち」ぼくと魔法の言葉たち Tutomuさんの映画レビュー(感想・評価)

ぼくと魔法の言葉たち

2018年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

主人公が3歳までは普通に会話ができたのに、ある日、突然言葉を話さなくなり、周囲がそれを「失った」のではないと気付くのに6年もかかった。それが前半のポイントなのかな。
医師が「ディズニー映画の中のセリフをしゃべったのはただのオウム返し」と切り捨てる場面があります。「うちの子供よりも軽い人を描いている」と思う人はもう一度見直してください。周囲の人が常識や専門知識に囚われることで対応が遅れること、それがを自閉症スペクトラム「重症化」の原因なのではないでしょうか。
家族の苦労はこの映画の主要テーマではないので、慰めてくれるかと期待した人にとっては少しがっかりするでしょう。
また、後半では「障害者の恋愛」についても正面から描かれます。日本では目をつぶって避けようとしがちなテーマなので、オーウェンの活躍と成長をぜひ見てください。

Tutomu