フェンスのレビュー・感想・評価
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2023年1月12日 映画 #フェンス (2016年)鑑賞 #デン...
2023年1月12日
映画 #フェンス (2016年)鑑賞
#デンゼル・ワシントン 監督・主演。家の中と庭のシーンでほぼ完結しており、舞台作の映画化なのがよく分かります。
封建的な父親と妻、息子の関係を軸に会話が進みます。
#ヴィオラ・デイビス の熱演が一番の見ものです。
ハイハイハイ 評論家さんいらっしゃい
めんどくさい映画です。
・ 2時間10分長い、90分で十分
・暗い
・話に盛り上がりない
・ダラダラ続く
・西洋宗教わからない
要するに、いい年した自己中心なお父さんが一人相撲取って、家族みんながイヤな思いするってだけのお話です。映像的な演出にセンスを感じるところもありますが、お父さんの描写がサイコパス一辺倒なので、最後に辻褄合わせしているつもりかもしれないけど「ダメな奴はダメ」ってだけ。
難しいとこ言いたい人にはうってつけでしょうが、普通の人にはかったるくて長ーい映画です。
“壁”
最近借りた映画はアメリカ映画の「フェンス」。
元々は舞台用の作品で、主演のデンゼル・ワシントンとビオラ・デイビスがそのまま映画でも主役を演じます。
DVDの映像特典を見ると、舞台も映画もそっくりの狭い裏庭!
気づいたことを何点か、
息子ライオンズを中心に・・・
①下町で老いていく父親トロイを先妻の息子が毎月一度訪ねて来て金の無心をしますねー。
あの息子ライオンズ、“無心をするやっかいな息子”をわざと自ら演じることで あの息子は父親を訪う口実を作っているのだと思います。加えて月1で自分を罵倒させることで老いた父親を発奮させている。あの様子が実に感動的で終始胸を打たれました。
もしかしたら彼はお金には困っていなかったでしょう。借りる必要はなかったのでしょう。でも彼は罵られながら金を無心し、必ず金を返すために実家のドアを開けるのです。
息子ライオンズは叩かれても叩かれてもへこたれることなく父親に会い続ける巨大な人間。だって、がっつり四つに組んで父親の生育歴の独白を聞いて、受けとめてやった事があったじゃないですか。
大きくてものすごく強い存在だと思います。
彼は父親の劣等感を決して越えないように自分をセーブしている。
そして継母や弟たち、そして障害のある叔父や父の親友を問安して励ますのです、温かい眼差しです。そういう役どころですね。
願わくは父トロイはライオンズの演奏を聴きに行って欲しかったなぁ。残念。
狭い裏庭で繰り広げられる家族の愛憎のストーリーでした。
目的もわからないまま父親は他者を拒む隔ての中垣=フェンスを作りはじめ、工事は無様に未完成のまま父は倒れる。
そして屈折した父のフェンスの効力の及ばない空の高殿が一家の上に広がって話は終わる。
フェンスを越えてトロイを訪ねて来てくれる人々があれだけいてくれたのになー。結局トロイはフェンスの外に出られなかったのだね。
で、
②僕にとって今訪ねて行くべき人は誰だろうか。足の向かなかった、しかし心のどこかに引っかかっていて、でもそのまま投げ出してあった肉親・友がいるだろう。
それを僕は考える。
僕の心のフェンスを。
③あの割れガラスの窓は何を象徴していたのかな?
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ビオラ・デイビス、大好きです。「最後の初恋」でダイアン・レインの親友として好演しています。
舞台劇っぽい!喋りっぱなしのデンゼル・ワシントン。
トロイ(ワシントン)10代の頃は盗みばかりして、当時の妻を養うつもりだったが、やがて刑務所へ。そこで野球を覚えて、もう少しでメジャーリーグへとなったときに人種差別を身をもって知る。野球を諦めてからはゴミ収集車の係員として生計を立てていたが、ギリギリの生活の中にあって、元妻の息子でミュージシャンのライオンズ(ラッセル・ホーンズビー)がたかりにくる。わずか10ドル。
今の妻ローズとは20年近くも暮らしていて、その間の息子コーリー(ジョヴァン・アデポ)もフットボール選手として活躍している。しかし、スポーツ選手になったところで黒人差別があるに違いないと、地道な職業に就かせたかったトロイ。やがて、追い出される格好になったコーリーは海兵隊になった。
とにかく何でも野球に絡ませて会話をするトロイ。フェンスを作ろうとするも、かなりのんびりだった。侵入者を防ぐという意味よりも、家から外に出さないという意味合いが強かったのに、結局はコーリーは出て行ってしまった。
刑務所時代からの友人ボノ(ヘンダーソン)や妻ローズ(デイヴィス)、そして戦争で頭がおかしくなった弟ゲイブ(ミケルティ・ウィリアムソン)などの役者が全てうまい。浮気して子どもが出来たと知って、怒りまくるローズなんてのも特によかった。
日本人には難しい
サヘル・ローズという女優さんを知っていますか?
何年か前に爆笑問題さんの番組でおかしなダジャレを連発する綺麗な人だな〜〜と気になってました
そして彼女のことを知るにつれとんでもなく苦労したのだと知りそれでもあの明るさに心惹かれています。
私は日本人 平和な時代の日本人です
被災者、難民、外人などなど自分と少しでも違う事をつつき笑い者にしたりする最近の流行りにはのれません
ましてやアメリカなどの移民の国ではどうしたって避けられないのが事実
多数が笑えば少数の涙は無視されなかったことにされる
今のバラエティーも「いじる」と言っていい風に言ってるけどどうだろうか?
それが本当にみんなが笑顔になるというのなら私は見たくない
他のやり方が出来ない芸のない人々なのだな〜〜ってね
映画の話のはずが……
しゃべり倒すデンゼル・ワシントン
デンゼル・ワシントン自らが主演した舞台の映画化ということで
ビオラ・デイビス(奥さん)をはじめスティーブン・マッキンレー・ヘンダーソン(白人のツレ)、ラッセル・ホーンズビー(長男ライオンズ)などの演技がじっくり描かれていた。
反面、家を中心に絵がほとんど変わらず、最後の太陽がCG丸出しだったり、絵の力が弱かったのが残念。
浮気を告白した後のビオラ・デイビスの演技は必見!
89点。
まさにフェンスの中の、作品。
場面がほとんど、家の裏庭と室内。せまー。
戯曲がオリジナルですが、そのまま映画化した感じで。
うーん。映画にしなくても十分な気がします。
D・ワシントン演じる父が、頑固すぎる。こんな役珍しいね。
こんな父ちゃん嫌だ~。
それだけ背負った過去があるからだね。
妻役のV・デイビスがオスカー受賞は納得。寂しさに耐える妻が素晴らしい。泣きたくて泣いてるんじゃない、けど、涙が止まらない。
わかるなあ。
Dワシントンが舞台もやって監督主演で映画もやる
女性受けすることも無いし、ひたすら裏庭で喋り続けるだけというまさに舞台劇をそのまま映画にしちゃダメでしょ!と思うような下らない長台詞、なんの話しとんねんて思う人もいるだろうが、ベビーブーム世代だと似たような家庭環境だったりしてあるある感あり。
ゲイブのラッパが最後に効いてホロリ
会話が長いけど・・
会話シーンが長いのは、舞台劇だったことなどが関係あるのでしょうね。演技力のある俳優さんだからこそ、それでも映画として成り立っていると感じます。
映画としては、少し長回しが多いなぁと感じますが、ストーリーにも入り込めます。個人的には、この身勝手で自分がしんどいことばかり妻にうったえて、妻のつらさをまったく理解しようとしない夫にものすごく腹が立ってみていました。
それでも家族はそれぞれの幸せを掴み取ろうと生きているんだなぁと、固定概念にとらわれずに物事を見ることが大事なぁと感じさせられる内容でした。
重い…
父と子、夫婦、友人、という関係性の物語なんでしょうが、やはり日本人のメンタリティとは違うような気がします。日本も封建的な時代があった、かもしれないけど…。途中で見るのやめようか、と思ったんですが、見てしまいました(^^;ついつい。最後の方のシーンで、壁にケネディとキング牧師の写真が飾ってあったけど、主人公の父親は、晩年少しは考えを変えたのかしら…。重い話でした。
こんな親父は勘弁して欲しい
1950年代のピッツバーク、清掃員の親父(デンゼル・ワシントン)、先妻との子供、今の妻(ビオラ・デイビス)と子供がいた。
親父は昔の挫折を美化して自慢、頑固で妻も子供も思い通りにしたがった。
そんな親父に愛人がいて、子供も生まれると聞かされた妻は・・・。
舞台劇のせいか圧倒的なセリフの量に驚く。
アカデミー賞助演女優賞を取ったビオラ・デイビスは見事。
監督もデンゼル・ワシントン。
ソフトスルーのみの作品
日本では劇場公開されずソフトスルーのみという作品。人種問題とか時代背景とか別にして主人公の思考や発言に一つも共感できなかったのだが!しかしブロードウェイの舞台先行で映画化に至ったという経緯を知って納得。ワンシチュエーションドラマ故に舞台向きな気が。
充満する親父臭
人生を積み重ねていくことで人は人生観を固めていく。周りの環境が変わってもその人生観に固執する。多くはずれている。異臭を放つオールドマンとなる。まさに大河ドラマである。石にぶつかり流れを変え、氾濫せぬよう流れ着く先に流れていく。責められるべきだが、責めてどうこうできる話ではない。
新たな流れは、そこから分かれ自らの流れを作る。古い流れに呑み込まれそうになりながら、新しい環境を進む。そして、いつか彼も同じようにオールドマンになるのだろう。
黒人の物語のようだが普遍的な人生観を感じさせる。実に印象的な台詞も多い。
冒頭からデンゼルワシントンの板についた台詞回しに圧倒される。ヴィオラデイヴィスの独白の凄み。流れに身を任せていくしかなかった者のストレートな声が突き刺さる。それ以外の役者陣も役が出来上がっている完成度。名作として語り継がれる一作だろう。
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