「陽キャ「テルマ&ルイーズ」」オーシャンズ8 N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
陽キャ「テルマ&ルイーズ」
女性版ルパン3世ともとれるが、陽キャ「テルマ&ルイーズ」だ、と思う。
そもそもリメイクの、さらに女性版らしい。
元祖の小粋でクールで華麗な悪党に、女性独特の華やかでしなやかなテイストが加わり全年齢向けのエンタメに仕上がっていた。
手際を犯罪ととらえるも、軽快さにまるで応援したくなるスポーツに変えてしまうのも、映画の面白いところだろう。ガッツリ浸って何も深く考えず、手放しでめでたしめでたしと言わされる。
あっぱっれ。
サンドラ・ブロック出演作品は見てきた限りゲスいものはなく、等身大の自立した女性が活躍する姿が描かれ心地よい。今回は違ったようだが、プロデューサーでもあり、そうした彼女の選び作る作品にある女性目線ならではの清潔感は、トム・クルーズに並ぶブランドだよなと今回も思わされる。
大作ではないが、好感の大いに持てる作品だった。
後半、アンが加わる辺りはひねりが効いて、もう一回りスケールが大きくなった感じがしてワクワク感が増した。
コメントする