「「サメ」のホラー映画。」海底47m MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
「サメ」のホラー映画。
近年サメのパニック映画がよく日の目を当たることが多くなったが、本作はその中でトップレベルの怖さを誇る作品だった。「ケージ・ダイブ」はテレビ番組でもよく見かけるほど有名なものだが、楽しそうな反面やはり怖さを感じるものだ。本作を鑑賞して、完全に怖さが上回った。
主人公の姉妹2人を怪しげな男がケージ・ダイブへと誘うが、その時点で怖い。海外旅行では旅行会社の手配したきちんとした会社のに参加するべきだ。案の定、ボロボロの船のクレーンが壊れ、ケージにいる姉妹は海底47Mへ落下。水の中で呼吸は酸素ボンベの空気のみ、その残量も少ない。更には怪我、外にはサメ、船との交信は電波が届かない、などの要素が一気に押し寄せ、強烈な恐怖に襲われる。またサメがこれでもかと言うほど驚かせてくれるため、90分の本編でも長く感じるほどであった。だったらもっとサメを出して欲しかったが、本作はサメの恐怖と共に海の恐怖そのものを描いているため、これくらいのバランスで良いかもしれない。また、怪しげな男たちは決して悪い人物ではなかったが、最後の最後まで信用できない。ラストはかなり意外で、こういうエンディングもありだと思う。
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