「監獄」海底47m U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
監獄
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海底47m
酸素は残り僅か
1人きり
鮫
この絶望的な状況をどう覆すのか?
いや、こんな絶望的な状況でドラマとして成立するのか?
そんな興味で鑑賞。
なんの事はない…。
数々の奇跡が降り注いでた。
一旦出て行ったケージには何回も戻ってくるわ。ボンベは狙い済ましたかのように落ちてくるわ。鮫の攻撃を避けちゃうわ。
初心者のクセにテキパキとボンベを交換しちゃえるわ…。
ずっと出血してる割には肝心の鮫は寄ってこないし。
おおよそ、映画として都合の良いような事で埋め尽くされサバイバルとか、危機からの脱出とかからは程遠い。
ブレイクの「ロストバケーション」を想像して行ったら肩透かしをくらう。
ただ…
充分怖かった。
人の潜在的な意識に刻み込まれてる恐怖なのだと思う。
海底
窒息
肉食生物
血
ビックリするような恐怖演出もありはするが…真綿で首を締め付けられるジワジワ感というか、真夏の湿気が体中にまとわりついて拭えないような恐怖感というか…。
状況が状況だけに、気を抜けない。
窒素酔いで幻覚を見るラストには、いいなあとも思えるが、そのまま終わっても良かったのにな。
なんか救助隊が来て結構早くに正気を取り戻したりで、味気なかった。
鮫に食いつかれて海中に引きずり込まれる絵面は、身の毛もよだつ…。
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