アリーキャットのレビュー・感想・評価
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どうしてなんだろう月日が流れると格好悪くなる役者というのは・・
特別に窪塚洋介が好きな役者ではない。
ドラゴンアッシュの降谷健志に興味を抱いていただけでこの映画を観たんだ。
元ボクサーとずーとラリッたままの男。どうよく目にみても30歳半ばを過ぎた男ふたりの物語。
そんな配役なのに20歳過ぎの半端な男同士の映画にしてしまったところがあきれるぐらいに半端な映画にしてしまっている。
窪塚に至っては不潔感で胸が悪くなるくらいで、怒鳴り散らすシーンに切迫感は微塵もなく、観るものを置き去りしてしまう。ボクシング以外に取り柄のない奴が挫折感に身を委ねたらどうなるのか、そんな目つきや身のこなしがにじみ出ていないから浮いてしまったんだろう。
唯一、救われたのは降谷の芝居。歌をうたうことを知っているから表現力が素晴らしい。
やはり、歌も芝居も色気なんだ!
つくづくそう思えた映画だった。
Netflixで、
観ました。
分かり合っちゃうのね。
とにかく、分かり合っちゃう。
この二人。
分かり合っちゃうから、
話さなくても分かっちゃう。
少しの誤差なく分かっちゃう。
相手が悩んで苦しんでたって、
黙ってるよ。相方は。
そしたら、さっきまで悩んでたのに、
勝手に大きい声出して、
相方の望む方へ、舵を切る。
相方は、
こうなること分かっちゃってたみたい。
全部。
そして、どんどん自分たちだけの、
気持ちのいいセカイに没入していく。
観客は置き去りにして。
ついでに、現実での出来事は、
彼らに都合よく回る。
とにかく、気持ちよくさせたいの。
主役二人が気持ちよくなるための、
他は、スパイス。
苦しみもスパイス。
悲しみもスパイス。
痛みもスパイス。
ピンチもスパイス。
そんなセカイは、
だれかの死さえも、
ただのスパイスなのさ。
そして、二人は人間を超越した存在に。
俗世間のしがらみに、価値がないかのように。
優しい顔で僕らの前を通り過ぎてゆく。
僕らは、これを観て、
何を感じればよいのだろう。
これをソウルメイトと呼ぶのなら、
僕はいらない。
なんかダサい
全く無知の状態で見たので、前半は展開が早くて少しドキドキしたが、全体的によくある話というか、お姫様を守る、そのうち恋に落ちる、相棒が罪をかぶる、みたいなセオリー通りというか、なんかダサかった。市川由衣のエロさを見せたいのか、いらない絡みも違和感。ホテルで罠にはめるときあんな隠れてる必要ある?脱がす前に殴りかかれただろ。出てくる人もいちいち救いようのない嫌な奴で、ムカムカした。
素直に面白かった
窪塚洋介と降谷建志というので観たけれど、素直にとても面白かった
スリルも満点で恋愛もほんのり、人間味も溢れていて引き込まれた
ミュージシャンたけど、大丈夫かな?と思いきやとてもハマり役で降谷さんというのも忘れてしまう程でした
窪塚洋介もやっぱりカッコよくて演技が上手い
市川由衣も可愛いくてスタイル良くて、ママ感もしっかり出ていて
見ていてとても楽しかったです
20年突っ走って来た2人のカリスマの共演
かつてプロボクサーとして名を馳せていたマルと自動車整備工として働くリリィ。
一匹の猫と一人の女性を巡り巻き起こる、クライムサスペンスなロードムービー。
かたやデビュー後まもなく金田一少年やIWGPなどのテレビドラマにて大活躍し、2000年台前半の日本映画界にてカリスマ的存在感を放った窪塚洋介。
かたやラウドにヒップホップにミクスチャーと様々な音楽性を遍歴し、当時のロックバンドにしては珍しいDJが加入したり、現行のロックバンドでは全くいないダンサーが加入したりと気付けば現行のロック界における兄貴のような存在となったDragon Ashのvocalであるkj。
この主演2人のジャンルの垣根を超えた共演にて話題を呼んだ今作。
まさかkjが演技すると思わなかったが考えてみれば俳優の血筋だし、以前何かのドラマだか映画だかに出演した経験もあるみたいだし、全くありえない話ではなかったらしいがそれなりに演技派やベテランが集まる今作において新人俳優扱いされていた話を聞いて笑った笑。
シングルマザーの冴子こと市川由衣(エロい)とその息子をストーキングする玉木(どうした品川)から守るためにボディガードの仕事を依頼されたマルとリリィを描くのが本筋。
もうとにかく市川由衣がエロい。
清純派で売れていたテレビドラマ時代とは打って変わった体を張った演技がエロい。
ありがたやありがたや笑。
冴子が東京に味方があると言い、舞台を東京へと移した後半に登場する三浦誠己演じる自称経営コンサルタントの柿沢がものすごく悪くて怖い。
こんなにへりくだってるのに全く相手に尊敬の念を感じさせない素振りできんのかってくらい気持ちが1mmもこもってないビジネススタイルで接してきたかと思えば、1mmも他人を思いやる気持ちのないひどく冷徹な目で冴子らを見る視線がめっちゃ怖い。バケモンだこの人笑。
ファミレスという公衆の面前で冴子に自分の指をしゃぶらせるど変態プレイまで披露して、観客としてはもうけしからんと言わんばかりに観てしまいましたね(真顔)
あと意外に感じたのが今までの流れだとリリィのような自由な人間を窪塚が演じてそうなんだけど少し影のあるマルのハマり方にまったく違和感なくて、しかももっと言えば相棒のkjの方がよりリリィの役にハマっていたこと笑。
この配役が絶妙に良かった。窪塚洋介は俳優としての新しい顔を覗かせていたし、kjも普段のオラついた感じを抑えたアホっぽい能天気なムードメーカーみたいな役回りを楽しそうに演じていた笑。
この作品が公開するにあたり、過去の窪塚洋介主演3作品とまさかの本人ご登壇のオールナイト上映がテアトル新宿にて開催され、窪塚洋介を生で観る機会に恵まれた笑。
切りっぱなしの半デニムに緑色のボーダーシャツといった深夜にコンビニに出かけたヤンキー崩れみたいな格好をしていて笑、それほど高身長(それでも177cm笑)であるわけではないのに、めちゃくちゃにスタイルが良くて、めちゃくちゃにカッコよくて、撮影OKの許可が下りた途端に50枚くらいの写真を連写した笑。
そこからたっぷり1時間以上トークセッションを披露し、俳優としての演じることへの考え方やTVドラマ出演への決別、レゲエミュージシャンとしての生き方、さらにはマンション落下すらネタにする器の大きさにもはや感動した笑。
日本映画界における現時点での30代最高峰の俳優の1人だと思います。
最後が少しあっさりとしてしまった感じがして少し残念な作品ではあるが近年のバディ物としては探偵はBARにいると並んだ好きな部類。
可能性は少ないかもしれないが続編も期待したい。
迷い猫
元OPBFフェザー級チャンプで後遺症を持っているバイト警備員と猫を通じて知り合った解体屋が警備依頼で知り合った女性を東京まで連れていくロードムービー。
車が豊橋ナンバーだから愛知県東部が最初かな?
若者と言うには歳をとっているけれど、自分でもバイトだしと言い訳してしまう程度の地に足がついていない奴等とストーカー以外にも何故か追われる女という危なっかしい3人組。
大きな力に抗う半端者というなかなかな人情物語に+キモイ奴という展開で上手く行き過ぎ感は否めないけれど、熱さと危うさと気持ち悪さと気持ち良さが入り混じり最後まで楽しめた。
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