「少年の心が解き放たれる時」怪物はささやく 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
少年の心が解き放たれる時
偏見だけでは見えない物事もある。
他人の事は散々言うくせに、自分の事は御構い無し。
時には向かい合わなければならない。
真っ正面から色々な事に。
大人の階段を昇る。そんな少年の物語さ。
この歳での主人公の境遇は可哀相には思う。
そんな物語に最初「怪物などのファンタジー要素を取り入れてどうすんのよ?」とは思ったものの、原作は児童書と知って納得。
最期のシーン観て納得。
元の児童書の挿絵も子供向けでもないらしく、驚きだw
映像表現的に挿絵方式が取り入れられ、絵本的良い味わいがある。美術好きなら気に入ります。
ただ納得いかないのが、主人公が聞く気もないのに怪物のお話が始まり、始まってからは素直に聞いてる所。
また、「いつも見てんじゃねぇ!」と言いながら、前の席で主人公を後ろ向きながら睨みつけてるいじめっ子。席が逆なら分かりますがね。
話は変わりますが、(私の夢の中の話ですが)幼い頃よく怪物が出てきて追いかけられた夢を観てました。
ある時パッと無くなりましたが、あれは何だったんでしょうね。自分の弱さだったのかしら?
ポスターは児童書だと言う事を前面に出してもらいたかったですね(左側空いてるんだし、下に小さく書かれても)。
このポスターだと興味がそそりません。
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