ジェーン・ドウの解剖のレビュー・感想・評価
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美しき死体から恐怖のメッセージ。
一家全員が血塗れの惨殺死体で発見された家で、併せて美しい女性の死体が発見された。
外傷の見当たらない死体から、死因等を調べるため、解剖を始めた検死官の親子に奇妙な出来事が降りかかる・・・
解剖シーンの生々しさもさることながら、死体女優の美しいことに感嘆です。
最初から最後まで一糸纏わず、台詞なし。よく引き受けたな~とも思いましたが、彼女あっての本作品ではないでしょうか。彼女の存在で9割近く本作品の成功は決まったようなもんですね。
ホラー映画ですから明確な理由付けなんて要りません。面白ければ良いんです。(と自分は思ってます。)
巻き込まれ型のホラーで、登場人物には気の毒ですが、そういうストーリーですから、そこにどうこう言っても仕方ない。楽しめるものは楽しみましょう。
これまた、一風変わったホラー映画の傑作です。
この死体は生きている
これでもかってくらい、解剖シーンを見させられます。体内に脳にと非常にグロいシーンがずーっと続く。耐性ない人はここで辛いでしょう。が、いやいやグロいだけでない。オルウェン・ケリー演じるジェーン・ドウが神秘的かつ美しく、解剖されていく姿も一種の芸術と思えるほど。
前半の解剖攻めから、後半は霊なのか悪魔なのかもうなんだかわからないままの展開。死体が徘徊してしまうのですが、単純にゾンビみたいなものではなく、なにか日本で描かれる幽霊的な非常に不気味に暗闇から現れるので怖い。さらには、この日の死体安置所には個性的な死体ばかりが置かれていたから、たまったもんじゃない。冒頭で、息子の彼女が死体を見たいってのは後の恐怖への前置きになっていたのですね。あの鈴といい、久しぶりに緊張感で手を握るドキドキ感を体験させてもらいました。
そして、単に恐怖だけではないのがまた面白いところで、親子愛がいたるところに見え隠れします。しかも母を亡くした父と息子という男二人で支えながら戦うのです。単なる怖がらせるだけのホラーとは違いとても応援したくなる良いお役でした。あの親子だからこそ、ある意味ここまでジェーン・ドウと戦えたのではないか、そう思えます。
いやー、低予算で作られた映画なのでしょうが、ここまで面白い。
やっぱりホラーはお金かけてなんぼではなく、素晴らしい脚本と撮影技術ですね。
何度も言いますがジェーン・ドウ美しかった!
前半★5 後半★2 結果★3.5
前半のじめじめした雰囲気がとてもよい。
なにが起こるのかわからない不気味さ、深まっていく謎に本当に引き込まれる。
ただし後半は急にベタの応酬になりB級感が出てくる。これじゃない感。
徹底的に、音やバーンみたいな演出で驚かせることを排除して前半の雰囲気を維持してほしかった。惜しい映画。でも観て損はないと思う。
訳ありの死体
怖くて途中で観るの止めようかと悩んでしまいました
綺麗で気味が悪い遺体は画面に出るたび、不安にかられます。
脅かす場面は思っていたより少なかったですが、その分怖くて不安な気持ちが徐々に高まってきます。
久々にホラー映画を観たので、少し心臓が痛くなりました・・。
ただ、ラストの部分だけ、もう少し大きい何かが欲しかったなと思い、星3.5です。
ちょっと惜しい気が、、
個人的には好みではなかった
アイデアはいいね
ちゃんと最後まで怖い
不気味なホラー演出で怖がらせてくる。
前々から気になっていたホラー映画をAmazon Primeにて鑑賞。ホラー映画は片手で数える程度しか観たことがありません。
ホラー映画にありがちな、ジャンプスケア的なビックリシーンが控えめだったので、そういったものが苦手な私には助かったところ。その代わり、不気味な雰囲気でバッチリ怖がらせてきます。
死因を調べるために死体を検視していくんですが、ことあるごとにジェーン・ドゥの無機質な顔がカメラ目線で映し出されます。パッケージ写真だけでも怖いのに!
また解剖を進める毎に、
・突然物音がしたり、
・ラジオが嫌に陽気な歌を勝手に流し始めたり、
・採取した血が多量に床に染み出ていたり…
怪奇現象も拍車をかけていきます。っていうかそもそも舞台の遺体安置所という場所からして不気味。
映画の長さは短めで、死体の謎もスムーズに明かされていきます。全体的に見やすくて、ビックリ系が苦手な人にもオススメです。ただ、ハッピーな終わり方ではないので、注意は必要です。
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