「大人も泣ける良作(^^)/」映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活 さえまるさんの映画レビュー(感想・評価)
大人も泣ける良作(^^)/
主役3人は、ケータ君やイナホちゃんよりも年齢が上に設定されているので人間関係とかが深くてホロリとさせられます。
子供向けのギャグ要素の多い作品と思って油断していたら、泣ける展開も多くて、親子でグシュグシュ泣いていました。とはいえ、『妖怪ウォッチ』ですから、ギャグ要素もちゃんとあって、笑えるし楽しいです。
妖魔界メンバーの関係も、サラリとではありますが描かれていて、その深さを微かに匂わせる程度の演出がgoodでした。『エンマ大王と5つの物語だニャン!』からのつながりを感じさせましたが、この辺りの関係性もまた次回作の伏線になっていくのかな?
エンディングの妖怪体操のアレンジは親世代の心を鷲掴み。最後まで、ガッツリ楽しめます。
時々、エンドロールを最後まで観ないで席を立つ方もいらっしゃいますが、最後の最後に「え~~~~~!!!???」ってなるので、絶対最後まで観てほしいです。
子供達と観せていただきました。作者の方には失礼かもしれないですけど、映画妖怪ウォッチはどんどんひどくなってる気がします。
せっかくの素材なので、小手先を変えるのではなくて、何か変えないテーマを決めないと、もう続かないかなぁと思います。
ドラえもんもクレヨンしんちゃんもアンパンマンも家族や仲間、愛というテーマを持ってやっててそれが中心になってるから、大人でも本気で泣けます。
いつのまにかエンマが捕まっていたり、作品ごとの設定の飛躍も作品に入りにくい要因になっています。
映画導入部で通常版とのつながりをみせるとかしないと毎回観ている観客に失礼だとさえ思います。一作目は生きることへの真摯さが100万倍肉球にこもってて、非常に泣けました。
せっかくなら素材を生かしきって!次回を期待します!