世界でいちばん美しい村のレビュー・感想・評価
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世界でいちばん美しい村
ネパール地震直後の取材からもうすぐ2年。自然と共に生きるラプラックの人々がまるで親族のように思え、そして私たちに、本当の豊かさとは何かを問いかけているように感じました。
人々の暮らしに歌と踊りがとけこむ様子には生命の躍動を感じました。過酷な場面でもパワーを失わない笑顔の力強さ。
美しく厳しい自然の中で祈りとともに生きる姿が目に焼きつきます。
人の『思い』に涙がとまりませんでした
大震災を受けた 貧しいながらも幸福な村『天空の村 ラプラック』。
人種や国や宗教の違いを超えた・・・『人の思い』に心が震えました。
自然と人との共存の中で 人が感じる幸せとは、悲しみとは 深く考えさせられた ドキュメンタリー映画。
倍賞千恵子さんのナレーション・はなおとさんのエンディング音楽
とても深く 優しい愛に包まれ、また観たいと強く思いました。
幸せになる
ファンディングの頃から応援してました。
期待に違わず、本当に素敵な映画で心の底から感動しました。
ネパールはとても遠いけれど、この映画を通じてみじかな存在になりました。輝く瞳のアシュバドル少年、可愛いプナム。朴訥なお父さん、ちゃきちゃきの江戸っ子のようにいつも叫んでいるけど優しいお父さん、第1章の家族は、家族の絆を考える上でとても印象的でした。
第2章の看護師ヤムクマリはコミュニティの大切さを、第3章の神の土地は信仰と土地の関わりについて考えさせられました。
その構成がまるで叙事詩のようで、エンドロールのラストシーンに涙が止まりませんでした。
そこにあるドラマが奇跡のように尊い。
素晴らしい映画です。長年人々の「祈り」をテーマに写真を撮影してきた石川梵監督はこの映画でも人びとの中にある「祈り」「信仰」を浮かび上がらせていると感じました。中心に描かれるアシュバドル少年や、妹のプナムの表情もですが、看護師ヤムクマリの涙、滋味あふれる眼差しに心打たれます。登場するすべての人々が奇跡のような尊さ、きらめきを内包していると感じます。その悲喜が自分のもののように感じられて、胸が締め付けられるのです。上空から映し出すネパールの山あいの村ラプラックが美しいです。
ネパールそのままの魅力
ネパールでの大地震からそろそろ2年が経とうとしている。時とともに記憶から薄れていく、遠くで起きていることはそれが本当に如実。
そんな中、この映画はネパールで何が起こったのか、そこで生きる人たちはどうなったのか、それをそのまま誇張なく映してくれていると思う。
元々経済的に裕福な国ではないネパール、震災からの復興はまだまだできていない、地震の他にもたくさんの問題がある。
忘れないでほしい、忘れたくない、そんな願いを込めて、この映画をたくさんの人に観てほしいです。
震災のことだけでなく、ネパールそのもの・ネパールの人たちの美しさと強さもそのまま映ってます。
この映画を観た人が ネパールに遊びに行きたいと思ってくれたら、最高すぎる!
大切なものが沢山詰まってる
ドローンを使ったヒマヤラ目線の映像には、原色の鮮やかな衣装の人達、昔から続くだろう生業をする人達、自然と神と共存する人達を伝えてくれる。
この作品が問うてる事は普遍的だと思うので、地震.水災.風災.豪雪と共生する多くの日本に住む人に観て欲しい。
人の愛と美しさの結晶
ネパールの美しい風景、人々の優しさや愛、子どもの無邪気さ、どの角度で観ても惹きつけられる映画。
あまりにも心地よくて寝る人もいるとおもう。それくらい、温泉のような温かさ心地よさ。
人間に本能的に備わっている強さと神性、神秘性も伝わってくる映画。
ぜひ、多くの方に映画館で観て欲しいと思いました。
美しい〜〜〜‼︎
一昨年のネパール大地震で全てを失った
ラプラック村の村人や家族の絆が描かれて
いるが悲しみよりその活き方に感動した。
美しいとは何か?
監督は写真家が本業なのでその撮影手法や
きれいな映像も見どころ。
今回チャリティ上映会で観に行ったが
2度3度観てもいい程素晴らしい作品です。
最後にじわぁ〜っと伝わってくる何かがあります!
あふれかえるモノの中で暮らしている今の時代に、ラプラック村の人々を通して一番大切なモノを再認識させられた感じです。
アシュバドルの妹プナムの天真爛漫な姿がもう可愛くて可愛くて…
でも一番印象に残ってるプナムは、彼女が父親の前に背中をくっつけて立ち、その父の荒れた大きな手を自分の小さな手で覆って安堵したような表情でまどろむ姿でした。
何も言わずとも家族の深い愛情が伝わってきます。
また、映像と共に流れる竹笛の音もエンドロールで流れる歌も映画に見事にマッチしていて素敵でした。
ロードショーが始まったら、是非またもう一度観たい映画です。
世界でいちばん美しいと受けとめられるには
『世界でいちばん美しい』
と感じ受けとめられるかどうかは
美しい心を持っている必要がある。
たとえそうではないとしても、映画に登場するラプラック村に生きる人々が、そこまでだんだんと導いてくれる。
ただまっすぐな目
ぬくもりが伝わってくるような手
引き込まれる人と自然の存在感に、まるでその場に自分が暮らし馴染んでいるような気にさせてしまう
日本とネパール。
それぞれの国で起きた震災。
その中で、それからの暮らし。
幸せとは日常のちいさな積み重ね。
離れていても、まるで家族のように繋がっていることを思い起こさせてくれる。
だから『世界でいちばん美しい村』の『世界でいちばんあたたかい人達』に何度でも会いたくなるのかもしれない。
世界でいちばん美しい村
ラプラック村の住民たちの澄んだ目とアシュバドル一家の笑顔が、印象に残っております。個人的には、プナムの大ファンで、誰が教えたわけでもなく自然に身に付いたであろう助け合いの精神。プナムがお父さんにピタリとくっついているシーンは、とてもあたたかい気持ちになりました。優しさって言葉だけではないなと確信しました。この映画を通して「人として生きる」ことと、「家族愛」というものを深く考えさせられました。花巻上映会に参加できたことは、私の宝物となりました。ありがとうございます。また、違った目線で映画を見たくなりました。
人生が変わった
先行上映会で見たのだが、初めは震災をテーマにした悲しい映画かと思っていた。
なので、世界で一番美しいというのは逆説的表現なのかと。
ところが見てみると、本当に世界でいちばん美しい村だった。ネパール地震であんなひどい目にあっているというのに。
そしてこの映画には天使や聖母が登場する。もちろん比喩的表現だ。
楽しい場面でなぜか涙が溢れてくる。
キャッチコピーの「絶望の先に本当の希望があった」という言葉がすべてを物語っている。
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