「ドッキリテクスチャー」セールスマン たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
ドッキリテクスチャー
生の破綻、死の連帯。
キャラクターの生活の中での音。
役者の表情が巧みだった。
ただ本筋から外れるが、寂しいからという身勝手な理由で押し入り暴行事件の疑いがある部屋に知人の子を預かる神経が理解出来ない。
昼は側に、夜は離れて。
のしかかる感謝、交わらぬ視線。
徹頭徹尾すれ違い、誰も彼もが身勝手である。
監督が批判するトランプ大統領も授賞式をボイコットする彼自身も、ケイシー・アフレックのセクハラも拍手を拒むブリー・ラーソンも。
本年度のアカデミー賞は、薄っぺらな主義に満ち溢れていた。
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