「何やってもいい方向へは行かなそう。」セールスマン だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
何やってもいい方向へは行かなそう。
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アーサーミラーの戯曲セールスマンを知ってると、多分もっと理解は深まったと思うのだけど、残念ながら知らないので、感服には至らず。
映画セールスマンを観る数週間前に同じ監督の「別離」を見ていましてね。なるほど同じ人が撮ってるなあと思いました。
どうやってもうまくいきそうにないあたりがね、うん。「別離」のほうが私にとってわからない題材が含まれてないので理解できた気も強かったです。
セールスマンもいい映画だと思いますが。
妻を襲った犯人は、元住人の娼婦の客だった60代らしき無力な男でさ、家族に言うぞという脅しにほぼショック死(実際には言ってないけど)しちゃうし、夫婦仲は回復しそうにもないという、誰も幸せにならなかったという結末。
主人公夫婦の夫役の人が、別離では無職で暴力的な方の夫役だった人で、今作でのインテリ系もはまっていて当たり前でしょうが、役者の演技力というものを感じました。
妻が警察に通報するのを拒む理由が私にはよくわからなかったです。
何れにせよ、次回作も見られるといいなーとおもいました。
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