「ピエール・ブール著「猿の惑星」に繋がる物語になっている!」猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) mankainosakuraさんの映画レビュー(感想・評価)
ピエール・ブール著「猿の惑星」に繋がる物語になっている!
ハリウッド映画「猿の惑星 聖戦記」を観た。面白かった。
小説、ピエール・ブール著「猿の惑星」の物語に繋がる前段の物語になっている!
星⭐️⭐️⭐️⭐️4
その小説、ピエール・ブール著「猿の惑星」は僕が中学生の時に、日本語訳の文庫本が出て読んだ本だ。
初めて読んだ中学生の時、宇宙船を操縦する人が回想している形式を取っていると思いながら読み進めたのだけれど、その回想している語り手は、人間ではなく知能の進化した猿、猿類だと分かった時に、驚いたのをはっきりと覚えている。
宇宙船は、宇宙空間に漂っている一通の文書を拾う。その文書に綴られている「猿の惑星」の中では、進化した猿類が高い知能と文化を持ち惑星を支配し、人類は言葉を話すことができない知能の退化した種族として真っ裸で自然の中で、猿類に怯えながら暮らしていたー。
そんな文書を拾い読んだと回想をしている語り手は、宇宙船の操縦室で4本の足(手)を使って操縦をしていたー。
とても刺激的で面白い作品だった!
また、その日本語訳の本の解説部分で、作品の背景について、「戦場をかける橋」の原作者としても知られるフランス人の作家ピエール・ブールは、第二次世界大戦中、植民地のフランス領インドシナで日本軍の捕虜になった経歴があり、この物語は、その時の衝撃の影響で産み出された作品だろうという解説があり、戦後の教育を受けた、白色人種でない日本人の少年である読者としても極めて刺激的な本だった!
小説「猿の惑星」星⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5
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