「 静かな映画。登場人物は行動の理屈など語らないし整理もできていない...」マンチェスター・バイ・ザ・シー またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
静かな映画。登場人物は行動の理屈など語らないし整理もできていない...
静かな映画。登場人物は行動の理屈など語らないし整理もできていない。現れていること、その背景、時系列も散文的だが、目が離せず見入るうちに見ている側に塊ができる。自分の人生もあわせて振り返りつつ、運不運、タイミングなどをぼーっと考える。
Amazon prime videoはもうすぐ見放題期間が終わる映画を紹介してくれる。本作はタイトルしか知らなかったが、ジャケ買い(買ってないけど)で当たった感。かなり高い社会的評価にも納得。
今晩は
中国は、学生時代に2カ月放浪し、漢民族と、南方系の民族の違いを感じました。私は、昆明が好きになり、3日の予定を一週間に伸ばしましたね。で、重慶を経て西安を経て北京に至るまでに、中国の特に漢民族が好きではなくなりました。
で、会社に入ってからは、上海(超高層ビルの鉄骨の細い事・・)などに頻繁に出張していましたが、天安門事件以降中国は変わってしまったな、という思いがあります。 長き駐在大変でしたね。
私は中国の実情は分かってはいたので、サラリーマンにはあるまじき中国赴任をやんわりと断り(ついでに良く知っていたインド駐在も断り・・。)今に至ります。
けれど、今でも会社では踏ん反り返っている・・。またぞうさんからはぶん殴られそうですが、私は同行する家族を考えると両国への赴任は、考えられませんでした。ホント、スイマセン・・。けれど、嫌なモノは嫌だ!というのが私の性格でして・・。ご寛恕願います。
今晩は
共感有難うございます。
私、哀しき今作は大変印象深く。
自らの、故意せずに過ちを犯した男リー(ケイシー・アフレックの哀しみを漂わせた名演・・)が、独り暮らす姿と、それをサポートする兄(カイル・チャンドラー)、別れた妻(ミシェル・ウィリアムズ)、甥のパトリック(ルーカス・ヘッジズ)の姿が、”マンチェスター・バイ・ザ・シー”と言う寒き町を背景に描かれつつ、仄かな希望を感じさせるラストに、ケネス・ロナーガン監督・脚本の凄さに、今でも忘れ難き作品です。
こういう地味な作品が、キチンと評価されたアメリカ映画システムにも敬意を感じましたね。では。