「想像を絶する悲しみ 276-10」マンチェスター・バイ・ザ・シー もやしさんの映画レビュー(感想・評価)
想像を絶する悲しみ 276-10
罪を背負い、心を閉ざした男の話
心が壊れた人間は周りに分かってもらおうとしなくなる しかし他人をわかろうとすることで自分が自分をわかっていき1歩を踏み出せるようになるのではないだろうか
どこか自分と似たところのある感情的な甥っ子に振り回されたこと、元嫁さんに許されたことでリーは少し止まった時間を動かし始めた…のかな?
どのようにして陽気な男はあんなに陰気になったのか。それがわかる過程は非常にスリリング。
全編にわたってかかっているゆっくりで、悲しげで、しかしどこか前向きな気もする音楽が不思議な感覚。
自分と周囲の温度差から生まれるギャップ。そこから生まれるユーモアにクスッとしてしまった。
ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ2人の名演が光る。
(映像 3 脚本 5 演出 3 音楽 4 配役 5)×4=80
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