「ふさぎ込み虚ろな日常が やり場のないエネルギーを蓄積していた」マンチェスター・バイ・ザ・シー ezuさんの映画レビュー(感想・評価)
ふさぎ込み虚ろな日常が やり場のないエネルギーを蓄積していた
何となく満たされない心のすきまに忍び込んだ投げやりな気持ちから取り返しのつかない事態を招いてしまった雇われ便利屋の男。
ふさぎ込み虚ろな日常は、ビールのラッパ飲みでは発散できず、少しづつやり場のないエネルギーを蓄積して行き、突然隣のカウンターで飲む男を殴りつけたりする。
爆発する相手がガラス戸に拳を叩き込む自傷行為止まりならまだいい。人をホームから突き落としたり、車を暴走させたりして他人に危害を及ぼしたら身の破滅につながる。
そんな危険を思いとどまらせたのは厄介な甥の存在を通して見える「自制心」だけか・・
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