劇場公開日 2017年5月13日

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「主人公の日常を坦々と描きながら、兄弟愛、親子愛、夫婦の愛を深く印象付ける良作。」マンチェスター・バイ・ザ・シー ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0主人公の日常を坦々と描きながら、兄弟愛、親子愛、夫婦の愛を深く印象付ける良作。

2017年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

Movix堺で映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(Manchester by the Sea)を見た。

月曜日の午前中で観客は我々夫婦を含めて10人くらいだった。

ケイシー・アフレックが主演でマンチェスター。
イギリスの話か?と思ったら違っていた。
主人公が運転する車が左ハンドルなのでアメリカの話だった。
アメリカにもマンチェスターという地名があるようだ。

マンチェスターは、アメリカ合衆国ニューハンプシャー州南部、ヒルズボロ郡の都市。同州の最大都市、かつニューイングランド北部3州の最大都市である。市域人口は107,006人。都市圏人口は40万人以上であり、同州最大。

ケイシー・アフレックの兄が病死する。
遺言によって、兄の長男の後見人に指名されたケイシー・アフレック。
ケイシー・アフレックにはマンチェスターに戻りたくない理由があった。

ケイシー・アフレック兄弟間の愛情、
兄と兄の長男との親子愛、
ケイシー・アフレックと元妻との夫婦愛、
さまざまな愛が描かれる。
映画を見た直後には気づかなかったいろいろな愛が映画を見終わった後にじわじわと感じられる。

主人公の日常生活をたんたんと描くだけのこの映画が、
第89回アカデミー賞では作品賞ほか6部門にノミネート。
ケイシー・アフレックが主演男優賞、
ロナーガン監督が脚本賞を受賞した。
作品賞を「ムーンライト」と競り合ったくらいの高評価の作品。

上映時間は137分。長いが長さは感じなかった。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

ドン・チャック