「それぞれの生き方」マンチェスター・バイ・ザ・シー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれの生き方
希望はある的なメッセージ性などワザとらしい演出や演技が無くシンプルに静かに物語がある。
何も変わらないこれ以上のマイナスな出来事も起こらないだろうしプラスになるような何かも皆無で人生を歩んで行く主人公に誰にでも起こり得る問題で彼に残された唯一の家族に観ている側は少しだけ救われる。
完全に他人を拒絶している訳では無く友人の家で泣く姿や甥が遊びに来る部屋を準備しようとしている場面でホッとする。
何度も観たくなる作品とは言い難いが心にも記憶にも残る作品ではある。
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