「ケイシー・アフレック」マンチェスター・バイ・ザ・シー kazukoさんの映画レビュー(感想・評価)
ケイシー・アフレック
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しかし、女の人はみんな新しい生活を始める。
これが一般的な女性観なのかな。
新しい生活に踏み出して許しを乞う女。これはちょっとよく分からないけれど。
時の経過が女の人をそういう気持ちにさせるのか。
普段からリーが、危なっかしいことをして、家族を危険に晒しそうな人だったとしたら。それを何度も言っているのに改めてくれなかった結果のあの事故だったとしたら。
とても許せる気にはならないだろうな。
あの時死なせてやれとも思うけれど、甥っ子がいて良かった。
兄ジョーは、パトリックと生活することでリーが生きていけると思ったから、後見人にと託した。
リーにとってパトリックが最後の砦だ。
パトリックはリーにとって生きる意味になる。
絶望とか孤独とかと折り合いがつかなくても生きていかなければならなくなるから。
「お前が遊びに来るかもしれない」だから生きていける。
家族や血縁のありがたさ、家族を持つ意味を感じる。何をしてくれなくても、迷惑をかけられていたとしても、生きる縁となりうる。自分自身の問題として。
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