「ワイスピ版 家族はつらいよ」ワイルド・スピード ICE BREAK snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
ワイスピ版 家族はつらいよ
クリックして本文を読む
他界したオリジナルキャストへの追悼をこめた素晴らしすぎるエンディングで一旦の区切りをつけた前作。個人的にはもうここで綺麗にやめて欲しいという思いがあった中での今作の鑑賞。
結果としては無条件に楽しめたのでよしとしたい。
走り屋映画としてスタートしたはずの本シリーズも5作目あたりから破天荒なハチャメチャ娯楽路線を突っ走ってきたわけだが、今作でもそれはさらに加速していた。もはや走り屋映画としての片鱗はさらに薄れ、凄すぎて笑ってしまうほどのぶっ飛び具合が全開だった。
このスタイルこそが今のワイスピなんだなと。
良かったポイントとしては、ぶっ飛びアクションの合間に「笑い」の要素をふんだんに盛り込んだところか。
テズとローマンコンビは安定の笑いがあったが、本作ではさらにホブスとショウ(兄)による新たなお笑いユニットが誕生。
そしてショウ兄弟とその母親による家族漫才などもあり、スリルと笑いのバランスが絶妙だった。
気になったのはサイファーはなんであんなにエクステ盛り盛りなんだろーか、頭重くないだろーかと、終始気になってしまったのは自分だけか…
今後も本シリーズは作られるのかは不明だが、またやるのであれば個人的にはルーツである走り屋映画としての原点回帰を今一度観たいなと思った。
コメントする