「「氷菓」に隠された壮大な悲劇」氷菓 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
「氷菓」に隠された壮大な悲劇
原作小説もアニメも見ずに鑑賞。
思ったほど盛り上がらず、意外に静かな映画でしたが、推理映画としてはとても面白かったです。
古典部に伝わる文集「氷菓」に隠された秘密を山崎賢人達が解明する。
大まかなストーリーとしては割と単純かもしれませんが、何より二転三転する推理が見どころです。
前述したとおり、観る前はもう少しポップな感じかと思っていたら、古典部ということもあり、お淑やかでかつちょっとホラー的な感じもして、静かなのにドキドキでした。
特に、最後の「氷菓」の意味はなるほどと言いたくなりました。
スマートフォンでイヤホンをつけて観たのですが、意外と正解だったかも。
折木奉太郎が考えるところでグルグル回る時になる音が右、左に移動してとても良かった。
千反田えるはちょっと押しが強かったです。
まあ、変に恋愛要素とかなくて、高校生活必ずしもバラ色ではないというところに共感しました。
正直、最初の鍵の推理は必要ない気もしましたが。
個人的に氷菓の表紙は、最初から意味ありげで結構怖かったです。
折木奉太郎の姉の声が貫地谷しほりっぽいと思っていたら、本当にそうでした。
コメントする