帝一の國のレビュー・感想・評価
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名作には役者のブレイクのチャンスが眠っているんだな、と改めて感じる見どころ満載のコメディ作品!
本作はコメディ映画としては非常に良く出来ていて、滑っているシーンが無いと言っても過言ではない、珍しいクオリティーです。
これは「翔んで埼玉」にも共通しているのですが、バカバカしそうなことを如何に必死に役者が演じ切られるのかが大切なのです。監督の力量が最も問われますが、その難易度の高い要求にどれだけ俳優陣が応えることができるのかで作品の成否が決まります。
その意味で、「帝一の國」は、未知数な俳優が多かった分、その俳優の今後にも影響を及ぼす転換点となる作品だったわけです。
まず主演の菅田将暉は本作の前からそれなりに活躍しているイメージはありましたが、本作で「赤場帝一」を緩急合わせた見事な演技で演じ切り、演技派に加えて、コメディ俳優としてのポテンシャルも示すことができました。
同様に、 「ちはやふる」で知られる存在となった野村周平はコメディもできることを示すことができたり、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳といった役者も、この映画を機にブレイクした感があります。
時代設定が「昭和」なので、「高校の生徒会長の選挙」という題材も、本物の大人の選挙さながらの様相で、どことなくリアリティーのあるものになっています。そして、この時代設定だからこそ良い意味での「シンプルさ」と合わせて、しっかりとした人間模様を描き出すことに成功しているのだと思います。
さらにはエンディング曲のクリープハイプの「イト」も非常に良く、クリープハイプの存在感は本作をきっかけに拡大したと思われます。実際に私も、本作で初めてクリープハイプを知り、それ以来関心を持っています。
エンディングでも(ヒロインの割に作風のため出番の少なかった)永野芽郁が扮する白鳥美美子による「みみこダンス(パフォーマンス)」が話題になったりと、細かな演出も最後までしっかりとしていました。
ブレイク前の役者が多かった分、どこまで浸透するのか公開当時は心配でしたが、興行収入19.3億円を記録できたので、是非とも続編を希望したいところですが、果たして“あの後”にどんな面白い展開があるかを制作陣が思いつくのかにかかっているので期待しておきたいと思います。
めちゃくちゃよくできている。
原作未読、且ついい歳をしたオッサンなので、この映画に関してはほぼ客層ターゲットに入っていないと思われる。が、ネット等での評判がすこぶるいい。もしや印象だけで傑作を見逃しているのではと慌てて映画館に行ってきた。
果たしてコレは期待以上の作品。マンガを実写化する時に、人間やビジュアルをどこまでマンガに近づけるか、近づけないかがセンスの見せ所だと思うのだが、本作はマンガ的だけども実体でもあるというバランス感覚が絶妙で、門外漢でも気恥ずかしさを覚えることがない。
それでいてくだらないところはとことんくだらなく、しかも熱量を持ってやっていて、何度も笑わせてもらった。菅田将暉と吉田剛太郎の親子のやりとりなんてもう素晴らしいコンビ芸である。
あと永野芽郁のダンスは不意打ち的なサービスで、イケメン祭りに萌えない側の人間としてはオアシスであり、盛り沢山で胸やけ寸前の人間に与えられた一服の清涼剤である。
【鑑賞者を惑わす学園エンターテインメント】
まだ中学生の頃に一度鑑賞した事がありましたが、記憶に深く刻まれるような作品だったので、もう一度、今の感性で見直す為に、加入していないサブスクリプションに態々入り、鑑賞させて頂きました。
ここまで出来上がりが上品かつ、完璧な作品は他の邦画で見た事が無いです。素晴らしい出来栄えで、感動すら覚えます。
まずそもそものテーマが、誰もが経験した事のある学園での事。生徒会選挙です。それに命をかけていると言っても過言では無い程、熱が入っている主人公達。
一見、作品のテイストとしてはふざけている様にも感じ、コメディ色の強い作品ではあるものの、主人公達、ひいては役者様方の灼熱の演技が、鑑賞者をも真剣にさせます。
ですが、節々に感じられるコメディ、おふざけ。これが緊張を緩和している素晴らしいスパイスです。
ギャグ漫画、政治漫画、バトル漫画の枠を超越し、一切のカテゴライズも出来ないような物語の作り込み。
見ている側を飽きさせない怒涛の場面展開。なのに鑑賞者は置いてけぼりにされず、心地よいスピードに感じさせるように、鑑賞者をも世界観に引きずり込んでいます。
イケメンパラダイスのような役割分担にはなっていますが、彼らはイケメンの前に、実力のある素晴らしい役者さん達です。流行りの役者さん達まみれで敬遠されている方々がいるのであれば、騙されたと思って一口頬張ってみてください。気づいた時には腹が脹れています。
冒頭から終盤まで菅田将暉や吉田鋼太郎の高過ぎるテンションが続く。 永野芽郁や竹内涼真のシーンはちょっと力が抜けて ちょうどいい感じになる。
動画配信で映画「 帝一の國」を見た。
2017年製作/118分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2017年4月29日
菅田将暉
野村周平
竹内涼真
間宮祥太朗
志尊淳
千葉雄大
永野芽郁
真飛聖
中村育二
吉田鋼太郎
マンガが原作。
超名門・海帝高校の新1年生・赤場帝一(菅田将暉)。
彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。
なぜ自分の国を作りたいのか?
終盤で明かされるのだが、
その理由は拍子抜けするような内容だった。
冒頭から終盤まで菅田将暉や吉田鋼太郎の高過ぎるテンションが続く。
永野芽郁や竹内涼真のシーンはちょっと力が抜けて
ちょうどいい感じになる。
ジャンルで分けるとナンセンス熱血学園コメディだろうか?
ちょっと苦手な部類の映画だったが最後まで見た。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
変人の國
生徒会長になるため、ゆくゆくは総理大臣になるため、謀略を尽くす青年の学園政権闘争映画
野望のため滑稽に思えるような物事にも全力で突っ込んでいく主人公がひたすら面白くとにかく笑わされました 一癖も二癖もある個性的なキャラクターたちも魅力的で、何人か性癖に刺さるなあとか思いながら見てました また、イケメン揃いでどことなくBLな雰囲気が漂っているところもよく、特に和太鼓のシーンはセクシーで楽しかったです
そのほか、ダサいファッションとか誇張した演技とか、細かな笑いがそこらかしこに仕組まれていて最高でした そんで、なんだかんだ伏線を回収しつつ、おしゃれなエンドになっていて美しかったです
まとめると、考えさせられるものは特にないけれど、エンタメ要素に振り切っていてずっと楽しくみてられるいい映画でした オススメ
最終局面
漫画のテンションをそのまま映画にした様な、漫画と舞台をハイブリッドさせた様な。序盤(と予告)でキャラを上手く立たせてるから後はひとりでに物語が動いてる感じでテンポが最高でした。テストの採点シーンはここ10年で3本の指に入るくらい笑って腹筋が痛くなった。
美尻の大盤振る舞い笑
こ・・・濃い
コテコテに濃い
そして恐ろしいほどの。
ハイテンションの連続
胸やけそそうなほどの濃い面々の中に
場違いな爽やか君がひとり。
竹内涼真君ずるくね?
楽しく観てて~
まさかの~
うるうる
えっ!!こんなに感動する作品だったんだ~
からの!!
(^^;
オイ!!さっきのうるうる涙返せ~w
ストーリー性、展開のおもしろさ、お笑い、キャストの演技。すべてにおいて最高峰の作品でした。
(原作未読、ネタバレなしレビュー)
永野芽郁さん、菅田将暉さん、竹内涼真さん出演とのことで鑑賞しました。
ストーリー性、展開のおもしろさ、お笑い、キャストの演技。すべてにおいて最高峰の作品でした。
想像の一歩先を行くストーリー展開。このおもしろさは原作ではどう表現されているのか気になりました。テンポもよく、おもしろくて変な裏設定などがなくわかりやすいのに予想もつかない展開。まさに老若男女に好まれる映画だと思います。なにより最後の起こるあの展開。感動と合わさり続編が気になるシーン。最高でした。
たまに出るラフなシーンはたまりません。キャストの腕前が出る重要な緊張が走るシーンに入るラフさは素晴らしいものです。真剣さを失うことがなく、おもしろさがあり笑ってしまいました。
そして何よりキャストの皆さん。キャストの演技力が素晴らしく映えています。特に吉田さん演じる父と大鷹の入試の点数勝負をする帝一のシーン。ここは素晴らしものでした。ここの二人の演技は真剣さもありつつ少し笑えるシーンで二人の演技力の素晴らしさが前面に出ていました。まさに名シーンでした。
そして対面した際に怒りを表す帝一のシーン。ここは菅田将暉さんの怒りの表現力が本当に素晴らしかったです。
あと唯一のヒロイン。長野芽衣さん演じる白鳥美美子役。本当にかわいく気持ちが張ってしまうような作品を見やすく明るくしてくれました。目立たない役ですが永野芽郁さんでないといけない重要な役だったと思います。そしてなによりエンディングのダンス。可愛すぎます。最高のラストでした。
ぜひ皆さんにも見ていただきたい作品です。
素晴らしい映像化!
素晴らしい映像化と思う。
とは言っても原作読んでないのだけど、
丁度良いハイテンションとスピード感が
とても気持ち良かった。
コミックスでは色々あったであろうところも上手い編集で
原作未読でもついて行けたし、
想像で補えた。
3年間を上手いこと120分にまとめた監督の手腕にも
感服いたしました。永井聡監督は漫画の実写化がとても
上手いと他の作品も観てて思いました。
役者陣もフレッシュで爽やか。
今ではみんな主役級なのに!
ただのハイテンション青春映画に留まらず、
キャラクター個々の成長も描かれてて、
かと思ったら帝一らしいラストで最後の最後まで
とても面白かったです。
評判よりは惹かれなかった
前評判が良かったので期待値が高すぎたかもしれません・・・。あまりコメディを観ないので評価できない部分もあるのですが、可もなく不可もなくという感じでした。
ドラマにした方が面白そうというのが正直な感想です。
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