劇場公開日 2017年4月29日

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「「イト」のある映画」帝一の國 hhelibeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「イト」のある映画

2017年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

おもしろかった!
宣伝から映画のエンディングまで、すべてに渡って作り手の「イト」が感じられるから、観る側はそれに乗っかってストレスなく楽しめる。
オープニングの名前とか出るとこ、めちゃくちゃかっこよくて声が出た。

役者もそれぞれの役割が明確だから、迷いなくキャラを演じてるように見える。
菅田将暉と吉田鋼太郎が点数を出し合うくだり、ただそれだけなのにゲラゲラ笑ってしまった。それぞれの世代を代表する演技派のムダ使いが楽しい!

間宮祥太朗と幼馴染の「別のてっぺんなんてあるのかよ」のくだりには、不覚にもグッときてしまった。
おいしい役の竹内涼真君、高橋一生っぽくて売れそう。
古屋兎丸の漫画からそのまま飛び出してきたような千葉雄大君もとてもよかった。
正直、永野芽郁の良さがいまいち分かんないんだけど、あのエンドロールのダンスは可愛かった!

去年のTOO YOUNG TO DIEとかこの映画みたいな何にも似てない変な映画は、それだけで価値があると思う。
制作陣の「イト」がはっきりと見える変な映画が、これからもたくさん作られてほしい。

hhelibe