「清貧と言う名のレクイエム」わたしは、ダニエル・ブレイク odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
清貧と言う名のレクイエム
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「万引き家族」の原点のような映画、カンヌで常連の是枝監督にも影響を与えたのであろう。舞台は英国だが普遍的な社会問題を真正面から描いている。しかしながら、本当に観て欲しい人たちには観てもらえない映画だと思うと閉塞感と無力感に苛まされる。ケイティの「彼は決して貧しくはなかった、お金では買えないものを多く持っていたから・・」の弔事は一抹の慰め、せめてもの救いを与えてくれた気がする。
落ち込んでいたら、浅はかにもフィリップマーローの「強くなければ生きられない、優しくなければ生きている価値が無い」(If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.)の名セリフが浮かんできた。
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