ザ・カプセル 米英ソ・大攻防戦のレビュー・感想・評価
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宇宙飛行士の独り芝居
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ソ連のガガーリンより2年も先に英国が有人宇宙飛行に成功していたという作り話、ソ連の嫉妬を買い妨害工作があったようですが・・。
英国人の初の有人飛行は秋山さんの一年後におなじソ連のソユーズで飛んだ民間人のヘレン・シャーマンさんですから、このプロットは英国人の負けず嫌いからの妄想の産物といったところでしょうかね。
副題の米英ソ・大攻防戦とはとんだ大風呂敷だし、ポスターも詐欺、無線で騒いでいるだけでなんの戦闘もありません。
なんと始まりから75分間は宇宙飛行士の独り芝居が延々続く、酸素や燃料漏れ、推進装置も故障と風前の灯状態、良く言えば過酷な状況での恐怖の疑似体験だろうが、不具合が何故直ったのかも説明なしだし結局は徒労に終わるので嵌められた気分。
さすがに製作陣も物足りなさを自覚したのか最後の10分でソ連の陰謀が暴かれるが最愛の妻が訳アリというのもとってつけたような胡散臭い落ち。
2週間で撮り終えたと言うがほぼカプセルに閉じ込められた一人芝居だから楽勝だったでしょう。
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