「実話だけど描かれるのは信仰」ハクソー・リッジ 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
実話だけど描かれるのは信仰
人を絶対に殺せない信仰をどこまで徹底できるか。キリスト教の教義として、どこまで信仰を貫けるかを描く内容と思える。メルギブソンのテーマはずっとそこにある。
戦場という極限状態でも信仰を貫き、且つ、勇敢にも75人の仲間の命も救うという快挙を果たした実在の人物の物語。映画としても実話としてもとても面白いが、根底にあるのはメルギブソンだなあという感じです。
指揮官の切腹がかなり時間を割いて描かれてて、日本の切腹に対しても国家神道という信念を貫くことと対比させたのかもしれない。あるいは生を求めることと、死を求めることとの対比なのかもしれない。
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