「アンドリュー・ガーフィールドの存在」ハクソー・リッジ MMさんの映画レビュー(感想・評価)
アンドリュー・ガーフィールドの存在
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理屈ではない、感情なのである。信仰とは感情を超えたところの理性であるのかもしれないけれど、アンドリュー・ガーフィールドは表情でその部分を演じきっている。
神の声が聞こえるのか?と問われ、聞こえないと答える。その顔。
大切な者が傷つけられても武器を取らないのか?と問われ、分からないと答える。その顔。
戦場で神に願う、声を聞かせてくれと願う。その顔。
常に、笑みを浮かべた表情をしながら、ドスの、その心の中の矛盾に戸惑うような、自嘲するような笑みを浮かべながる、その顔の演技が、鑑賞者に問いかけているような気がした。
どう思う?僕は間違っているのかな?
アンドリュー・ガーフィールドの演技無しには、武器を持たずに、過酷な戦いを続ける衛生兵の姿への感動はなかったと思う。素晴らしかった。
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