「戦争とは何かを自らの内面に突きつけてくる映画」ハクソー・リッジ chakurobeeさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争とは何かを自らの内面に突きつけてくる映画
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米国の描いた、実話に基づく沖縄戦の映画ということで観たけれども、戦略的戦争映画というよりは、殺し合う戦場で主人公が殺生禁止の強い宗教的信念から武器を持たない衛生兵として いかに英雄的行為を行ったか、を描いた作品で、色々と考えさせられた。 生々しい肉弾戦が話題のようだが、戦争とは何かを自らの内面に突きつけてくる映画だった。 一見、戦争映画なのに法の支配と(米国)憲法の重みに触れているのも感心した。
映画の中で「平時には息子が父を弔うが、戦時には父が息子を弔う」というシェークスピア的台詞が印象的だった。
主人公の生き方は日本国憲法9条の決意に通じるものがあるのでは、と思えた。
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