「過去観た戦争映画全てを凌駕する緊迫感と迫力!」ハクソー・リッジ eigatama41さんの映画レビュー(感想・評価)
過去観た戦争映画全てを凌駕する緊迫感と迫力!
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この作品は、非情悲惨壮絶な描写がある事を認識しての観賞をおススメします。
知らずに観る方もいると思うので、書きますが・・・
この映画の見せ場は、沖縄のハクそー・リッチと呼ばれる断崖絶壁を登った戦場が舞台です。
実在のアメリカ兵の実話なので、あくまでもアメリカ目線で、敵としての日本軍が、追い込まれながらアメリカ軍の猛攻を捨て身の攻防で何度も耐え忍ぶ姿は、台詞はなくとも身を削られるような錯覚に陥りました><;
互いに虫けらのように殺し合う姿は、リアルすぎるくらいリアルで、飛び散る肉片に直視出来ない場面もあり@@!
そんな中で、武器を持たず戦場に行くことを決意し紆余曲折しながらそれが認められた米兵の行動は、「人を殺すのではなく助けること」救った75人の中には2名の日本兵も含まれていたそうです。
日本もアメリカもなく・・・
戦争の怖さをここまで疑似体験したような作品は初めてで、上映終了後は、腰が抜けたような脱力感に襲われました。
メルギブソン監督のストレート過ぎる表現に賛否あるようですが、私的には過去見た戦争映画全てを上書きする凄まじさ!!
元スパイダーマンの主演アンドリュー・ガーフィールドは、”沈黙”同様に日本を舞台した作品で、見かけの繊細さとは真逆な芯の強い骨太の演技!!素晴らしかったです。
*物語の序盤とエンディングで、主人公デズモンドの生い立ちから家族・恋人との関係描写が簡略ながらきっちり語られており映画としての起承転結も完璧です〜☆4.8
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