「エンタメとしては良いのかもしれませんが…」ハクソー・リッジ やさぐれ旅芸人さんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメとしては良いのかもしれませんが…
レビューの評価が高いので、メルギブファンの一人としてかなり期待して見たのですが…
冒頭いきなり日本兵の死体から始まり、なんかイヤな予感。
前半はまだ我慢できましたが、後半のハクソーリッジの戦闘シーンでのゾンビの如き日本兵の絵描き方にもウンザリでした。
実話だからしようがないのかもしれないが、デズモンドの信仰心も中途半端で共感できない。
「殺すなかれ」と言うならまず「戦争」そのものに「反対」すべきじゃないのか?
自分は武器を持たないが、同僚が武器を使用し殺すのを見るのは平気なの?
衛生兵になりたいというのも同年代の若者に対しての自分の我儘を貫きたい、罪ほろぼし的な言い訳にしか聞こえず…。
デズモンドほどの身体能力があればもっと戦場で活躍して、早く戦いを終わらせて結果多くの仲間を救えたのでは?などなど。
結果いろんな「?」が頭の中にいっぱい湧きました。
反戦映画でもなく、信念を貫く人の実話としてもなんか説得力不足といいますか、自分には中途半端でした。
終了後のクレジットを見る限り、最近のハリウッド作品によくある中国資本の影響もあるのか。まぁ10年ぶりの監督作品だから失敗もできないし、案の定隣国でも大ヒットしたので良かったのでしょうね。
追記
映画を見て「沖縄戦」に興味を持った方は
「前田高地の戦闘」
で検索してみてはいかがでしょうか。
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