「あまりの衝撃に、脳が痺れました!」ハクソー・リッジ ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
あまりの衝撃に、脳が痺れました!
戦争映画で手に汗握るのは初めてでした。
四方八方からピストルの弾が飛び交う中、逃げ惑う兵士たち。
足や腕が吹っ飛び、すぐそばで仲間があっけなく死んでゆく、まさに地獄絵図です。
これは戦争映画ではない「殺戮」でした。
火炎放射器、散弾銃、手榴弾、ありとあらゆる武器を使って目の前の敵とやりあう姿に瞬きさえも出来ませんでした…。
殺し合いというのは、こういうことを言うのですね。
これまで観てきた戦争映画が呆気なく感じてしまいます。
戦争映画でこんなにも心を揺さぶられたよは初めてかもしれません!
一人の兵士の強い信念と葛藤とありましたが、それ以上に戦争の悲惨なさを肌で感じました。
もちろん、主人公のドスの勇気ある行動にも涙しました!
彼は人を殺すことを嫌い、1人でも多くの命を助けるために、敵味方関係なく救いの手を差し伸べます。
「神様、あと一人助ける力をください」と祈りながら、75名もの人命を救う姿は奇跡というより、天命だったのかもしれません。
銃を持つことを禁じ、衛生兵としてこんなに献身的に尽くした男を私は知りません。
それくらい彼の人柄に心揺さぶられました。
彼は銃も持たない臆病者なんかではない、彼こそが真の強さを持つ男、まさに「英雄」だったのです!
今回、2時間20分がもあっという間に感じました。
臨場感あふれる映像と音響に何度ビビってしまったかわかりません。
残虐なシーンは沢山ありますが、戦争とは本来こんな世界だと言うことを忘れてはいけないと改めて感じました。
戦争を知らない若者世代にぜひ観て欲しい作品です。
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