「映画としては退屈。けれど見逃せない、戦争の悲惨さ。」ヒトラー最後の代理人 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
映画としては退屈。けれど見逃せない、戦争の悲惨さ。
【賛否両論チェック】
賛:実体験から語られる痛ましい収容所の真実に、思わず背筋が凍るよう。戦争の悲惨さを痛感させられる。
否:物語はほぼ対話だけなので、興味があっても思わず退屈してしまいそう。
物語は、ほぼほぼ2人が取調室で語り合う場面で進むので、映画としてはかなり退屈です。興味を持って観ようとしても、正直辛いかも知れません。
ただその内容たるや、非常におぞましい強制収容所の真実が語られているのも、見逃せないところです。ルドルフ達が、善悪を判断することすら許されず、命令をただ実行するだけだったという実態にも驚かされます。
「“総統が命令し、親衛隊が実行する。”これはただのスローガンではない。」
という言葉には、身も凍るようです。
戦争の悲惨さを痛感することが出来る作品ですので、深く考えたい方にはイイかも知れません。
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