ロスト・エモーションのレビュー・感想・評価
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もっと短くても良かった
少し長く感じました。感情だけでなく感覚も鈍く調整され世界。相手に何かを伝える手段が少なくて電話とか、メモ帳なども無い。発想は面白いけど、もっとスピーディーに話が進んでも良かったのでは。ラストの彼の表情は制御の薬に勝ったのだと思いたい。
感情
タイトル的にリベリオンと同じで、感情を軸にした作品なのかなと興味を持ち鑑賞することにしました、
白一色の世界は独特の雰囲気を醸し出し、感情を表すべき色はほとんどありません、
世界の大半を失い感情が病気の様に扱われ最終的には死が訪れる、感情が生まれてしまった人々は周囲の目や自身の感情に振り回され、生きながらに死にゆく存在となっていった、
物語は主人公のサイラスがある女性の不可思議な反応を見てしまうことから始まる、
サイラスは自身の行動に疑問を持ちながらも少しずつ感情を膨らませていく、
やがて感情は爆発しニアとの愛を育んでゆくが……
私はこの作品の愛に落ちるまでが心に残りました、困惑する2人の不器用にも感じられる行動は感情の美しさや切なさを表し、積もり積もった感情はやがて大きく咲く、
美しさと儚さを感じ取れるいい映画でした
報われた、、のか?
「ミスト」的な若干後味悪い系。
取り返しのつかない間違いは、見ていて不安になる。
家で待てと言われたら家で待てよ!と。
でもまあ、不幸中の幸いで、良かった、のかな。
逃げようとしたら簡単に逃げられそうだけど、そもそも逃げようとする感情を抑えられてるから、セキュリティも必要ないのだろうか。
見ながら、感情とは?思考とは?記憶とは?等色々と考えるきっかけになった。本来切り離せない感情だけを抑圧できる設定。鎮静剤の強過ぎるやつを打たれてるイメージか。
長いけど、静かな雰囲気とBGMが世界観を出していて良かった。
感情とは悪か?
日本の教育て、これに近いよね。
意外と緩い監視体制(笑)
所謂、監視社会になった未来のSFで、
この手のSFは、好きで観賞した訳ですが、話として、感情を抑制された人類において感情の発露は病気と診なされ、治療を施す。主人公の発症の原因は、女性に対する欲情😅(綺麗に言えば愛情)
そして人目を憚って逢瀬を重ねます。
男は、分かるんですが、相手の女性は、自身が病気だと自覚はあれど、男性に対して愛情的なもの特に感じる描写は無かったのにいきなり大恋愛?
キスされたから?見つめ合ってたから?
淡々と話が進し、場所もそれほど変わらないので単調な感じ、前半が退屈で、後半話が盛り上がりますが、やっぱり淡々と進む。
SFよりもラブストーリーに重きを置いた描き方は良いんですが、やっぱり若干退屈だったかな?
久々面白くない映画
クソみたいな話。
好きになる過程が何故何処で好きになったか内容が薄すぎるし、
そもそも何故感情が出たらどう危険なのか、何故そういう時代になったのかの意味も分からず、
ただただ静かな映像だけが流れただけ。
しかも最後も視聴者の想像にその後を任せるみたいな終わり方。
ロミオとジュリエット的
サイラスとニアは愛し合い、逃亡の計画を立てるが、検査でニアの妊娠が発覚する。
仲間の助けでニアは戻ってくるが、すれ違いがあってサイラスは感情を抑制する注射を打ってしまう。感情が無くなっても計画通りに逃亡してジ・エンド
ラストはニアの手にサイラスが手を置いて見つめ合う。
SF的ド直球
【未体験ゾーンの映画たち】という日本未配給の映画を上映するというプログラムの中の一作。ジャンル映画の中でのSF映画としては本道であり、それゆえ概視感は否めず、アイランド (2005年)のそれに舞台が似ていて、ある部分日本人が好物なプロットだと思う。しかもラストシーンも、卒業(1967年)を彷彿とさせていて、これも又日本でもヒットした作品だから、食べ合わせは悪くないのかもしれない。といったらロケにおいては建築家の安藤忠雄氏の建造物が多く使用されていて、だから親近感が湧くのかも。未来の話なのにノスタルジーを感じさせる出来となっている。
自分個人としては、『感情』程やっかいなものはなく、却ってこの世界観の感情を排した人間になれればと願うのだが、社会に順応できずに苦しむ主人公やヒロイン、そして同志達を観ていると、自分とはやはりステージが違っていて感情移入は中々出来にくい。急に特効薬が完成するというご都合主義の展開も鼻につくが、まぁSFだしね。
ただ、久しぶりに音楽と映像の親和感は強く感じ取れた。音楽って大事だね。
ラスト前に主人公(マッドマックスでウォーボーイのニュークス役だったのをググって知った)がビルから飛び降りようするシーンはこの作品のキモで、夢で見たデ・ジャビュにまさに突き落とされる瞬間、しかし死を躊躇い、生きながらえながら死を選ぶ新薬の投与という道に進む件までのヒロインとの行き違いの展開は昼メロのようで上手い脚本であると。もう少し、濡れ場が激しかったら生への渇望という演出が観客に訴えると思うのだが、欲しがりか?w
テーマ的にも色々な映画のオマージュ的な要素もあり、興味ある一本である。
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