「時間限定の不倫関係は、ボクにとっては本気の恋」5時から7時の恋人カンケイ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
時間限定の不倫関係は、ボクにとっては本気の恋
フランスでは5時から7時までの間、不倫もOKな時間帯があるらしい。
…というのは本当かどうか定かではないが、そんなルールを題材にしたラブストーリー。
25歳の作家志望のアメリカ人青年。
ある日、NYの街中の片隅の喫煙所で、魅力的なパリジェンヌと出会う。
一目惚れするが、相手は8歳年上で夫や子供もいる身。
そんな彼女から、時間限定の関係を提案される。
相手は確かに魅力的。出会いの場の煙草を吸う姿も画になる。
日本人女性はともかく、アメリカ人女性にも無い、これがパリジェンヌと言った所か。
相手の旦那にでも知られたら問題…と思ったら、旦那も愛人あり。
しかも、旦那や愛人にも紹介され、皆での会食。
子供たちとも遊ぶ。
この自由奔放な恋愛観、日本人には見当も付かない。
日本人だったら、自分と意中の人妻と相手の旦那と愛人と。
一堂に会したら、修羅場!
とは言え、そんな恋愛関係が順風満帆とはいかない。
紹介された両親はそんな関係に疑問。
気軽な関係だったが、こちらの想いは真剣で、それ故一線を超えてしまい…。
良好関係だった相手の旦那や当人ともぎこちなく、微妙な関係に…。
洒落た大人のラブコメから、ちょっぴり切ないラブストーリーに。
そんな訳あり恋愛を経験して、痛々しく大人の恋を知る。
ベレニス・マーロウの美貌と色気の虜になること間違いナシ。
アントン・イェルチンの青年~大人の狭間の純朴さもハマり役。改めて、早逝が惜しまれる。
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