天国はまだ遠いのレビュー・感想・評価
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インポ野郎
2016年公開
上映時間38分
成層圏を飛行しているかのようなゆっくり流れる白い雲。♫ジェットストリ〜ム…みたいな。藤子・F・不二雄のSF短編みたいな不思議で笑えて切なくもちょっとキュンなお話しでした。登場人物は3人のみ。女子高生の三月の表情がとにかく可愛いくて。いつも驚いたように目をぱっちり見開いた基本無表情で瞬きはほとんどしない。あまりにも突然の出来事だったのだろう。心の整理がつかないからこの世に未練が残る。だからこの表情。いつになったら旅立つ決心がつくのか… 妹役の女優さん、隣に人がいてしかも視線も感じるのに気づかないというか存在すらしていないという設定で演じるのはさぞかし難しいだろうなぁ〜。てっきりインタビューカメラのモニターに映し出されるのかと思ったけれどそうではなかった。妹の鼻水すすり音に現実感が増す。3人の表情の変化にやられました。
遠くてもいいもんだ
アダルトビデオのモザイク処理をしている雄三は、女子高生の三月と一緒に住んでるよう。そんな雄三に、亡くなった姉のドキュメンタリーのためのインタビューをしたい、と三月の妹五月が依頼してくる。
死んだらすぐに天国に行くと信じていたが、縁あって今にいたる三月。同級生だった雄三は、女子高生がそばにいるとやりずらい仕事も、長い年月で慣れてしまっている。そんな関係が面白かった。天国が遠くてもいいもんだ、と思わせてくれました。序盤の、15分で10Pは笑えます。
姉妹
私も姉と二人姉妹で、姉が若くに亡くなっているので自分の事のように見てしまった
私も霊感的な事は全く信じていないのだけど、もし今姉と話す事が出来たらこの作品と同じように通学路とか日常的な些細な事の思い出話をすると思う
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