「ジャンル「チャウ・シンチー」」人魚姫 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャンル「チャウ・シンチー」
チャウ・シンチー監督作は「少林サッカー」に続いて2作目の鑑賞。
何か気軽に観られるバイオレンス系ではないアクション物がないかなとたどり着いたのですが、予想通りのユルいストーリーとド派手なCGとおバカな笑いとワイヤーアクションで満足できる作品でした。
これはもうジャンル「チャウ・シンチー」と言ってもいいほどの確立された様式美があるよね。
特に戦わないからアクションという意味では少々薄味ではあったものの、水のある場面でのワイヤーアクションはさぞ大変だったろうと思う。
その中心だったシャンシャンを演じた愛くるしいジェリー・リンは本当に頑張ったね。
逆さ吊りシーンの多かったタコ兄も頑張った。
あとは、類人猿から分岐したという人魚の成り立ちは面白いと思った。
確かに、魚から上半身だけ人間のようになるよりも人間から下半身だけ魚になる方が自然な感じがするよね。あまり考えたこともないんだけどさ。
そうなるとタコ兄はすごい不思議な存在だよね。彼だけ違う進化をしたのか、それとも人魚とタコの交配により生まれたのか。
まあ、そんな疑問もぶっ飛び世界観でツッコミどころが多過ぎてむしろツッこまなくなるチャウ・シンチーワールドの前では何の意味もないけどさ。
とりあえず、しばらくの間の息抜き映画は、あと何作かある「チャウ・シンチー」になりそうだ。
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