「邦題のセンスの無さに惑わされるな‼︎」素晴らしきかな、人生 だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題のセンスの無さに惑わされるな‼︎
邦題のセンスもなく
予告でも分かりづらい作品だと思う。
けど、なかなかの良作です。
私がこの映画を人に勧めるなら
こんな風に言います。
「凄腕で、やり手の広告会社の社長がいる。
彼の口癖は『広告にとって大切なのは
①愛(love)②時間(time)③死(death)である』
その3つは彼の人生の座右の銘でもあった。
そんな彼がある日
最愛の娘を亡くしてしまう。
3年経っても立ち直ることができない主人公。
それどころか、日頃自分が大切にしてきた
「愛」と「時間」と「死」を宛先にして
手紙を書いてしまうような精神状態に
陥ってしまう。
例えば
「愛へ。信じてたのに、
なんでこんなひどい仕打ちをするんだ。
もういい。お前とはお別れだー!」
こんな手紙をポストに投函していた。
そこで、
見かねた同僚3人が、起死回生、
前代未聞の作戦を思いつく。
もし、手紙を送っている
「愛」「時間」「死」が
『手紙が届いたよー』と、
生身の人間として目の前に現れたら?
もしかしたら、閉ざしてしまった
彼の心が、何かの化学反応を
起こすかもしれない⁉︎
果たして
擬人化した抽象的な3人は
主人公を変えることはできるのか?
脚本、アイディアが素晴らしい(^-^)
本筋も伏線も素晴らしい。
ラストに近づくにつれ分かってくる
真実にも驚き、そして感動する。
決して派手な作品ではないけれど
見て損はない映画です。
コメントする