「とても惜しい映画」映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ れいもんさんの映画レビュー(感想・評価)
とても惜しい映画
主題歌が好きだったので、久しぶりに映画館でクレしん映画を観戦してみました。
感想で言えば、とても惜しい映画でした。
今回のテーマは、現代の親子の関係性についてです。
モンスターペアレントといったものが世の中でよく取りざたされますが、現代の日本は親が心配をしすぎて、子供が考える能力を失っているようになっており、子供が成長したときに誰かに評価されることでしか幸せになれない悲しい世界になっているように思えます。
その結果、アダルトチルドレンと呼ばれる人々が生まれる。
つまり、人類バブバブ化計画が進んでいるのではないでしょうか。
そのような日本の問題をクレしんという親子で見る映画で扱ってくれたことはとても凄いと思います。
また、今回、25周年だけあって過去作のキャラが出たり、宇宙人オタクが追ってくるシーンが下手なホラー映画より怖かったりとそういった面でも楽しめました。
しかし、他の方々も言っていた通り、ラストの別れがとてもあっさりしていて、最後の最後で拍子抜けになってしまったのがとても残念でした。
代替案を言うのであれば、
①シリリの宇宙船が壊れるのではなく、壊れずにしんのすけとの別れシーンを入れて、EDでお互いのことを思い出しているシーンを入れる(EDの歌詞の繋がっているよ 離れていてもにも繋がる)
②壊れた宇宙船を何とかして直そうとしているのをEDで流して、最後のCパートで別れのシーンをもうちょっと長くする
といった感じでしょうか。
長々としゃべってしまいましたが、個人的に自分の子供時代を思い出される所が所々あって、泣きそうになった良い映画でした。
長文失礼致しました。
コメントする