劇場公開日 2017年5月3日

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「コメディなのに感動も。振り切ったバディ・ムービー!!」ラストコップ THE MOVIE 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5コメディなのに感動も。振り切ったバディ・ムービー!!

2017年6月1日
PCから投稿

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悲しい

楽しい

【賛否両論チェック】
賛:ドラマ版の知識は、最悪なくても大丈夫。対照的な2人の刑事が、ハチャメチャな活躍で事件を解決していく様が、非常に痛快。家族との絆を訴える感動的な内容もステキ。
否:ストーリーはかなり荒唐無稽なので、現実味はない。本格派の刑事ドラマ好きには不向きか。

 最初に全て解説してくれるので、ドラマ版の知識はなくても大丈夫そうです。昭和を絵に描いたような熱血漢の京極浩介と、現代っ子でクールな望月亮太の超デコボココンビが、今回は人工知能の“ぶなっしー”を巻き込んで、最後にはテロリストをも相手にドタバタ劇を繰り広げます。
 そんなかなりブッ飛んだストーリーの中でも光るのは、ドラマ版でも事あるごとに描かれてきた、実の娘・結衣や、元妻の加奈子との物語です。浩介の身体がもうボロボロだと知った時、彼女達や亮太がどんな想いでどんな決断を下すのか、油断していると感動的なストーリーに引き込まれていきます。
 ラストも
「そう来ましたか!!」
という感じなので、ドラマ版のファンの方もそうでない方も、是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド