プールサイドマン
劇場公開日 2017年9月30日
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色の無い現実、繰り返される日常。醸成される静かな暴力性と狂気。水面に反射するプールサイドの男の姿は日本と日本人そのものを映しているように感じた。
東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門でグランプリ受賞した作品。終始流れる不穏な空気とイビツなユーモアセンス。気味の悪い主人公最初から最後まで一言も喋らず、監督演じる最悪の同僚は嫌がらせのようにマシンガントーク。でもこれって自分も日々経験してることだなと思ったし、平穏にみえる日常生活と、日本人とは無関係に思えるテロリズムが地続きだと思ったらゾッとした。観終わって数日経つけどヤバいぐらい印象が残る衝撃作。
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