ブラック・ファイル 野心の代償のレビュー・感想・評価
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主人公はさておき、二大俳優の”一瞬の”共演に注目
目を見張るほどの豪華俳優がタペストリーを織りなしていく面白さはある。冒頭、とある誘拐事件の勃発が描かれるも、そのプロローグを開けると全く別人物の目線による物語が展開していくのも意外性があった。それがきちんと機能しているかどうかはさておき、時間を少しずつズラしながらその裏側で何が起こっているのかを焦らすように明らかにしていく作話法は脚本としては魅力的だ。しかし各々のピースがきちんとハマるかと思いきや、少しずつ甘さが目立ち始め、おそらく裏側で主人公と同じくらいエピソードを抱えているはずのイ・ビョンホンのキャラも活かされない。ホプキンスはシェークスピアを意識するかのような演技が続き、パチーノはまるで歌舞伎の見得を張りっぱなしの状態が続くので、その二大山脈を切り崩すのに主人公がジョシュ・デュアメルだとあまりに荷が重すぎたか。いろんなところにツッコミを入れたくなる。これらの綻びも含めて、心に余裕を持って臨めば意外と楽しめはするのだが。
元カノから製薬会社の機密情報を手に入れ名をあげようとする主人公。弁...
元カノから製薬会社の機密情報を手に入れ名をあげようとする主人公。弁護士にしては考えが浅すぎやしないかな。と思ってしまった。やり手CEO×弁護士という構図からしてもう少し頭脳戦の展開を予想したけど、どっちかというと怨念とか痴情のもつれという言葉が似合うストーリー。
推測すると、奥が深くなる
途中で、誰にはめられたかわかるけど、推測しながら見られて面白かった。あと、イ・ビョンホンの役を、推測すると、奥が深いかも。死期が迫っているイ・ビョンホンの役柄が、主人公の奥さんのしたことも含め、自分が罪を被って死んでいった感あり。 有名すぎる二人が出ているせいで、主人公の存在感は薄め。
パチーノを使うなッ!?
どんでん返しに次ぐどんでん返しでラストのオチは大どんでん返し!? パチーノは三度目の弁護士役に脇で収まるかと思いきやバン!って。 セリフでの説明描写がゲンナリするし伏線の回収も御都合主義的で主人公が逃げてからの展開が雑でしょう。 あっ!どんでん返しでは無いか!?
私は見方が違うのであえて5つ星
登場人物がやったことを思い返すと興味深いことに気づきます。主人公の同僚まで含めて誰一人罪を犯さなかった者はいません。この事と黒幕のセリフは呼応しているようでした。明確に書くことは避けますが、正義はない、とか大義のために悪事も必要といったようなことです。さらにそれぞれの罪を男女で分けて見ると、男性は自分のためだけではない一方、女性はその反対だったようです。それぞれの立場での行動が絡まってひとつの物語になっていると思えば、別に破綻もないし、確かに世の中そうなのかもと思わせられる深みがあります。翻って、慎ましく生きる自分はとても善良と思わせてくれる映画とも言えましょう。
勿体ないの一言。
話が破綻してる。鑑賞中ため息ばかりついてた。 アンソニー・ホプキンス、アル・パチーノ、イ・ビョンホンetc.メンバーは豪華で尚且つハリウッドで日系人の監督シンタロウ・シモサワ(名前完全日本人) 気になるでしょ… 主人公は連勝中の弁護士で仕事熱心。 それとは別に製薬会社のCEOデニング(アンソニー・ホプキンス)はデータを改ざんしたりと薬害裁判で訴えられている。その訴えている弁護士軍団のトップがエイブラムス(アル・パチーノ) デニングの恋人の誘拐から話は始まる。 裏で何がおこってるのか…なんだけども、とにかく話が所々で破綻してて俳優は豪華なのに1人1人が勝手に独り歩きしてて立ち位置が定まってない。失笑とため息しか出てこなかった。 継ぎはぎだらけで、しかもちゃんと縫われてないボロボロのパッチワークのよう…(酷い言い様…ごめんなさい) 勿体ないの一言。
最後まで全貌予測できないサスペンス
アンソニー・ホプキンス、アルパチーノの2大巨頭のみならずアジアからはイ・ビョンホンとの共演になれば観ないわけには・・・と訪れたシアター。Introductionからはてっきり法廷闘争サスペンスを期待すれば恐らく失望、どっぷり最後まで全貌予測できないサスペンス。悪が悪を演じるに十分過ぎる重厚役者陣の演技もさすが。でも最後は『女は怖い!』と背筋も寒くなるエンディング。
殺し屋の立ち位置
「ブラック・ファイル」を観てきたのは、アル・パチーノとアンソニー・ホプキンスが出演しているから。いい設定だと思いますが、野心溢れる弁護士の主人公が、敏腕な設定なのにダメな感じなのと、殺し屋の立ち位置がなんか曖昧だったような・・。ストーリーの工夫もありなかなか見応えありました。
女ってば。。。
弁護士が主人公ということで、法廷で丁々発止の攻防があるのかと思ったが、そういう類いの映画ではなかった。 あるでかい製薬会社が非合法に薬を売りつけている証拠を、いまはその製薬会社のCEOとつきあっている元カノからゲットする野心満々の若き弁護士ベン(ジョシュ・ディアメル)。 だが、彼はいいようのない深みに、どんどんとはまっていく。 アル・パチーノ、アンソニー・ホプキンスの共演は魅力的だが、敵対する役柄だけに同じシーンに登場するのがひとつしかないのがなんとも残念であった。 だが、彼らより僕の目をひいたのはアリス・イブである。微妙な役柄を的確に演じていた。 シンタロウ・シモサワ監督は、名前からして日系のようだが、こちらも的確な演出で、どうころんでいくかわからない物語を紡いでいた。次回作に期待大である。
名優の共演が見どころ
「正義のためなら法をも犯す」言葉は立派だが欲にまみれて浅薄な信念が、主人公を転落させていく。 パチーノ&ホプキンスとかもう絶対に勝てる気がしない(笑)さすがの存在感だった。 ミステリー部分は詰め込みすぎて、ピンぼけ気味。 イ・ビョンホンの異質さは際立っていたけど、それが映画として良い影響だったかは分からなかった。
人それぞれ
代償 名声を得、維持し続けるために人を欺き続けてきた男。 巨額の富と名声を守るために愛する者を奪われる男。 富と名声を得る為、正義の名の元に悪を働く男。 犠牲となり復讐に命を注ぐ男。 そして、最後に勝つ者は…
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