「美少女が死んじゃう青春映画」君の膵臓をたべたい(2017) 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
美少女が死んじゃう青春映画
こんな言い方したら元も子もないが、ひとつの確立したジャンルなんだと思う。その中でも本作は傑作と言えよう。ただし、有る程度仕方ない面で作品の評価がどうしても若干下がってしまう。
より幅広い層に感情移入させるために原作にない大人パートを追加して交錯させる手法は、セカチューでもそうだったが、学生パートと大人パートで役者がどうしても似ない。小栗旬は流石で北村匠海に巧く寄せていたが、それ以外は全然寄せられていない。
日本は、役者の層が薄く事務所の力関係も強いため、配役の選択肢が狭いのだ。この手の問題は何十年も前から日本映画界の解決しない弱点となっている。
あと個人的に気になったのが、スイパラだ。食べ放題の店で時間制限があるのに店内を待ち合わせに使うのは違和感しかない。他の場所じゃダメだったのか。
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