「「真実か挑戦か」」君の膵臓をたべたい(2017) きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
「真実か挑戦か」
図書館もののお話って僕好みだったので◎
全体に映像も音楽ももうちょっとかな?
出演者たちの演技もぎこちなくてやや大芝居。
でもね、それは、未熟なままで駆け抜けていったひとりの少女の生きざまを、映画の要素のすべてがそのまま同様に 未熟にぎこちない手法で表現しようとしているから。
⇒たぶん もっと洗練された仕上がりにすることは可能だったろうけれど、それでは少女の短い人生を表すことができなくなったと思う。
TSUTAYAでレンタル。
映画館にしなくてよかったよ、泣きはらした目で出られなくて困ったろうし。
その点DVDは助かるけど、2回目繰り返して再生したときはすでに冒頭から涙。
「お門違い」って滋賀くんは最初にも口にしてたねー
出演者については、浜野美波のくるくるかわる表情がみずみずしい。確か長澤まさみとオーディション同窓生だったはず。審査員の意向がわかり納得。
小栗旬は地味でコミュ障の役どころを好演、いい俳優だ。
「真実か挑戦か」―
このカードを実は僕らも瞬間瞬間、引いていたんだって、気づかされた。大事に生きようと、思ったな。
それにしても、
住野よる、
そしてサン・テグジュぺり、
作家って、すごい。
歴史に残る独創性と永遠の普遍性を、本は与えてくれる。
そして監督と、脚本家さんの意気にブラボー!
(元図書委員、涙のレビューでした)
コメントする
こころさんのコメント
2020年9月21日
コメントへの返信有難うございます。
図書室の図書委員の場面の全てが、きりんさんご自身の青春の色んな想い出と重なり、うるうる必須かもしれませんね。
図書館好きの私ですが、返却期限超えの常連です 😎