「原作と違う設定の映画に仕立てた功罪について」君の膵臓をたべたい(2017) アクアMARINEさんの映画レビュー(感想・評価)
原作と違う設定の映画に仕立てた功罪について
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原作を知らないでみたので、本なら分からないだろう膵臓の病気以外で死ぬのは、映画はすぐに読めた
フラグ立てすぎ
だいたいのストーリーは想像通り
ただ、想像を上回って素晴らしかったのは主人公「シガハルキ」の言葉のひとつひとつ
ラストの「おこがましいのはわかっているのですが、僕もう泣いてもいいですか…」
って言葉
役者さんが上手かったからかもしれないのですが号泣しました
「君の膵臓を食べたい」って言葉が二人の間で「愛してる」以上の愛を語る共通の言葉になっている、その青く透明な美しさの表現としてこの映画は成功していると思う
二人とも好きあっているのに、はた目にはわかっているのに当人同士にはまるで見えていないもどかしさ
ひとつひとつ手探りで相手の気持ちを推し量って傷つけて…若い時に通った切なさを久しぶりに体験させてもらった
読解力の低い私には多分原作を読んでもわからなかったと思う
ただ泣かせる為に死なせる映画ではなかった。そういう意味ではとてもいい映画だった
原作にない設定の功罪はよくわからない。アニメの方も観てみたいと思った
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