劇場公開日 2017年7月28日

  • 予告編を見る

「浜辺美波の瑞々しさが光る」君の膵臓をたべたい(2017) 凛さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0浜辺美波の瑞々しさが光る

2017年8月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

萌える

原作未読。
膵臓を患って余命僅かの桜良(浜辺美波)と、人と関わらない内向的な僕(北村匠海)。
僕だけが美波の病気の秘密を知ることになり、残りの日々を悔いなく過ごす為に巻き込まれるように連れ回される。
初めは迷惑がっていた僕も、共通の経験を積み重ねるうちに、桜良と心が通っていく。
そして、かけがえの無い存在になっていく。

病気ではなくても、誰でも命は有限で、日々を幸せに過ごせることはどんなにかありがたいことか。
改めて当たり前のことに気付かせてくれる。

浜辺美波の屈託のない笑顔が瑞々しい。
難病の暗さを感じさせない明るさ(敢えての明るく振る舞い)を好演。
付き合い初めの2人のような雰囲気を醸し出す。
北村匠海は内向的でうつむきがちな僕の様子がよく出ていた。

現代パートは、最近闘いものばかりだった小栗旬が静かな演技で深い哀しみと喪失感をまとっている。

凛