「ひたすら泣けて爽やか/大人編なんていらない」君の膵臓をたべたい(2017) CBさんの映画レビュー(感想・評価)
ひたすら泣けて爽やか/大人編なんていらない
2021/5/11,23追記
自分はこの映画、大好きですが、正直に言うと "大人編" の部分は、いらないと思っています。余計なことですが。大好きだけど、評価は、他の映画と平等に考えて、いいとこ3.5かな、ということで評価点変えました。
以下、当初のレビューです。
"僕" はひとりでいても平気な、冴えないオタク。"君" はクラスの人気者。偶然から、"君" がもうすぐ死んでしまうことを、クラスでたったひとり知ることになったため、周りに訝しまれながら、"君" と “友達” になった “僕” の話。
泣けて泣けて。
主人公ふたりが、どこまでも純真で。現代で、これが古臭くなく撮れたのは、凄いと思う。原作の凄さか、監督の技か。
浜辺さん、北村さんふたりの演技はお見事。複雑な感情を表現しなきゃいけないわけではないから、だからこそのまっすぐな演技が見事にはまった。
浜辺美波は、笑顔でいればみんな魅力的、を体現する素敵な笑顔のオンパレード、北村匠海の終始抑えた表情との対比が、この映画の爽やかさを生み出しているんじゃないかと自分は思う。
そして「ちはやふる」に続いて矢本悠馬、今回はガム君でいい味出してたね〜。上地雄輔にも文句はないが、あのシーンだけは、もっと矢本の演技を見てから演じて欲しかったなあ。
映画っていいなあと思える。嬉しい。
二度見た。泣けた。
人物設定も、シチュエーション(舞台,背景設定)も、展開も、エンディングも、どれもこの上なくライトノベルズ的。それを突き詰めてみたら、いいものができましたってことか。
何にせよ、素敵な作品に乾杯!
また観た。やはり、泣けた。
純粋って素晴らしい。恋愛映画じゃないのかもしれない、とほんのすこし思った。
星の王子さまを買って、あらためて読んでみよう。
おまけでひとこと付け加えたくなった。かって70年代に「ラストコンサート」なる映画があって、「泣ける」と全国の当時の青少年にウケた。でもこの映画は賞などとることなく、評価的にもすごくはなく、そして今でもすごくはない。でも、当時見た人の心にはたしかに残っている。本作も、そんな映画になるような気がするな。30年後に、そう言えば昔、キミスイって映画あったよね。あー、知ってる、すごく泣けたヤツでしょ。といった感じで。
さらにおまけだが、監督はもちろん、脚本の吉田智子さんも注目している。アオハライド、僕は昨日の君とデートする、そしてこのキミスイと、女優に魅力を感じる映画、女優に惚れ込んじゃう映画を続けて書いている。穴もたくさんある脚本なんだけど、それを上回るほど女優の魅力を引き出すなんかの魅力があるのだろう。変な意味で注目。残念ながら、朝の連ドラで他の脚本を書く暇がないようだ。
11/24、また観てみた。やはり泣ける。合計7回観た。二度観ることもほとんどないのに… さすがにこれが映画館で観る最後になるんだろうな。寂しいことだ。
2019/11/30追記
もはや、趣味の領域だが、地上波放送の録画を編集して、(失礼ながら)小栗さん北川さん部分を全て削除してみた。終盤はどうにもならないが、そこまでは、さらにリズム感のあるものになり、個人的には楽しかった。
2020/3/1 追記
この春、アサヒビールの広告で乃木坂46が歩く、桜が咲き誇る歩道橋みたいな場所は、キミスイの場所ですよね。
2020/8/21 総括
最初はひたすら感動していた自分。何回も観ているうちに、この話は恋愛じゃないんだと思えてきた。お互いに、相手の持つ自分にない面に強く惹かれる "友情" とか "尊敬" と呼ぶ方が、しっくり来るのではないだろうか。
原作も読んでみた。映画ほどビリビリ来なかった。
アニメ版も観た。実写版の、大人編部分には、やはり無理があると思う。完成度の高い映画とは、とても言えない。
それでも、この映画での浜辺さん北村さん矢本さんの演技には、ハマった。こういうのを、「粗削りだが、心のどこかに引っかかる映画」と呼ぶのだろうか。今振り返っても、不思議な体験だった。
『大人編なんていらない』
その通りですよね。
原作の『桜良が待ってる。』ってセリフ、北村匠海さんに言って欲しかったです。
いまだに大好き作品なので、映画館&アマプラで何度も視聴してます。
途中で送信してしまいました(^_^;)
純真で無垢で、私にとっても「心のどこかに引っ掛かる映画」となっています
あの頃の浜辺美波ちゃんはふっくらしていて愛らしかったですね
北村匠海くんと浜辺美波ちゃんの作品は、常にチェックしています
CBさん、コメントありがとうございます♪
7回も鑑賞されたとはっ!∑(゚Д゚)
この映画の何かが心に触れたのでしょうね。そういう経験、羨ましいです✨
北村匠海さんと矢本悠馬さんはこの映画で知りました。若いのに凄く達者な役者さんですね!
浜辺美波さんは『シン・仮面ライダー』で知りました。とっても魅力的な女優さんですね💕
CBさん、こんばんは。エミリア・クラークさんの映画を見ました!ラストクリスマスではないですが、すごいいい映画で、洋画ってすごいなと視野が広がりましたよ(^^♪
僕も、尾野さん、芳根さん、門脇さん、小松さん、気になります。
あと、知らない女優さんが何人もいたので、違う映画と女優さんを見る楽しみが増えました!楽しみです。
読んでいてめちゃ楽しかったので、全く興味ないかもしれませんが、私も勝手にお話します。分類は少し違います。
A・顔が好きな女優
北川景子(リコカツ)武井咲(エイジハラスメント)島崎遥香(翔んで埼玉)上戸彩(テルマエ・ロマエ)武田玲奈(おいしい給食)中村ゆり(パッチギ)ミムラ(落語娘)田中麗奈(幼子われらに生まれ)
B・顔も演技も好きな女優
吉高由里子(危険なヴィーナス)宮崎あおい(ツレうつ)波瑠(弥生3月)知英(レオン)関水渚(町田くんの世界)、オードリー・ヘップバーン。
C・演技が好きな女優
吉岡里帆(明烏)永野芽郁(昼中の流星)満島ひかり(それでも生きていく)夏帆(天然コケコッコー)麻生久美子(時効警察)森口瑤子(鍵泥棒のメソッド)竹内結子(バラのない花屋)
D・リアルに素が好きな女優
倉科カナ(花子の日記)
有名なところばかりで真新しさはありませんが、こんな感じで見てるなと自分でも気づきました笑。失礼しました。
CBさん、こんばんは。全てのコメントに大感激しました。返信が無かったので馴れ馴れしい質問をしてしまったかと反省していたのです。女優さんの好みをタイプ毎に整理して話して頂き、共感する部分や、そういう見方が大好きです。
CBさん、たくさんレビュー見ていただいて恐縮です。ありがとうございます。小松菜奈さんお気に入りと書いてましたが、僕も好きな俳優で見る映画を決めることが多いです。女優では倉科カナ、波瑠、吉高由里子あたり。最近は関水渚を知りました。CBさんのお気に入りって誰ですか?また、洋画の女優さんは全く知らないので、とっかかりに好きな外国の女優さんを教えていただきたいです〜(^^♪
個人的な部分にも温かな共感とコメントありがとうございます。7回も見たCBさんに下手な感想言えない感じです笑。恋愛映画のようで恋愛映画じゃないかもしれないのが、確かにそれも、いいところかも。恋愛としては育む時間も無かったし。余命いくばくも無い少女と内気な少年の出会いと心の交流というのか。トランプのゲームで気持ちを探り合うようなシーンも面白かったですよね。ピュアで確かにいいです。(^^)
CBさん、泣いちゃう映画ですね。見てからも、つっこみどころあるなと思いました。でも大丈夫。美しくてあったかいフィクションかな。私からしたら有り得ない、でも、二人が本当に可愛い。
CBさんが7回も見たんなら見たくなるじゃありませんか!涙がたっくさん出ました。いくらお小遣い全部使いたくても、高校生でスイートの部屋か~!と突っ込みたくなったけど。みんな、かわいかったです💕
『ラストコンサート』はほんとに心に残ります。
神木隆之介主演の『Little DJ 小さな恋の物語』にも使われていて、おかげで号泣・・・70年代に青少年だったkossyより
CBさんへ
原作には大人編が無いって聞きました。大人編無しは原作の忠実再現版ですね!そっちの方がストレートで良い気がしますけどねw
あの手紙を見つけて読むのが拓海君だと喪失感が増幅。12年後だと切なさはあるけど、喪失は遠い過去の話になるんで。