劇場公開日 2016年12月3日
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「湯けむり2サスパロディと金田一ネタ(笑)」RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編 syu-32さんの映画レビュー(感想・評価)
湯けむり2サスパロディと金田一ネタ(笑)
DVDで鑑賞。
TBS系連続ドラマ「神の舌を持つ男」の劇場版…と言いたいところですが、よくよくクレジットを見てみると同作はあくまでも“原作”扱い。加えて製作委員会にTBSが全く関与していないという珍妙加減(笑)
映画化ありきで始まった連ドラが軒並み低視聴率だったのに、本作の製作を強行するとなったら、興行収入もそんなに良くないだろうという予想はすぐに立つし、降りたくなる気持ちも分からないではありませんが…(笑)
そんなわけで、少し異色な“劇場版”ではありますが、「TRICK」シリーズなどで培われて来た堤幸彦監督のギャグセンスが大爆発! クセの強いキャラクター、繰り出される小ネタの数々、シュールな会話のボケとツッコミ…大好きです(笑)
甕棺墓光(木村文乃)と宮沢寛治(佐藤二朗)のやり取りが好き過ぎて堪りません(笑) そんなふたりの仲間と共に、本作でも朝永蘭丸(向井理)の絶対舌感と名推理が冴えまくってミステリーとしても上質な謎解きが展開されました。
おちゃらけと真面目の匙加減が絶妙なところが堤監督作品の非常に優れたところだよなぁ、と改めて思いました。
連ドラ版のときから、2時間サスペンスへの憧憬と金田一耕助シリーズのオマージュが散見されていましたが、本作でもそれは踏襲され、どちらも非常に好きな私からすれば笑いが止まらないほどの嬉しさでした(笑)
○○伝説、村の因習、手毬唄、未踏の大洞窟(鍾乳洞ではない(笑))…それらが絡んだ難事件に挑む飄々とした名探偵…最高かよ! そして+α湯けむりの要素…悶絶!(笑)
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